淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

昨日の夕方に野沢温泉の外湯を堪能したあとに帰路へ

 戸狩温泉で宿泊した宿はそば屋も兼ねていた。格安プランを選んだので、夕食はざるそばのみだった。予約するときに、すっかり見落としていたのだ。
 それだけでは温泉宿での夕食としては寂しいので、追加料金を支払って、ざるそばを大盛にしてもらい、野菜天ぷらの盛り合わせも追加した。天ぷらを食べながら、焼酎のそば湯割も晩酌として愉しんだ。

 翌朝の食事は普通の和定食。さらに蕎麦掻きまで、ついていた。ご飯をおかわりしたこともあって、朝からお腹一杯になった。

 チェックアウトしようとしてフロントへ向かう途中、ガラス越しに職人がそば打ちをしていたので、一声かけて撮影させてもらった。

f:id:mobemobe617:20190411214626j:plainf:id:mobemobe617:20190411214617j:plain
宿で朝見かけた、そば打ち。
 昨日の戸狩温泉のある飯山市野沢温泉がある、野沢温泉村の天気は朝から雪。
 前日に引き続き、自分の車のフロントガラスに雪が積もっていた。もう、4月なのに。現地の人たちはまだ、4月だと思っているかもしれないが。

 前日にはゲレンデで久し振りにスノーボードをしなかったので、昨日は朝からスノーボードをすることにした。
 営業していないゴンドラやリフト、雪不足のために滑走できないコースが多くなっているために、前日は久し振りにスキーの板を担いで結構な距離を歩いた。日帰り駐車場から、ゴンドラ乗り場までも決して近いとは言えない距離だ。
 こういった場合は、スキーよりもスノーボードの方が楽だ。ブーツは歩きやすいし、板も軽いから。

 朝食が8時だったので、ゴンドラに乗ると9時は過ぎていた。自分がやまびこエリアに到着すると、昨夜の降雪が湿り雪だったこともあってか、ゲレンデは既にかなり荒れていた。
 数本滑ると、ゴンドラ中間駅の湯の峰駅を目指すブナ平コースを滑った後に、上の平ゲレンデからの林間コースを滑る選択をした。

 だが、その決断が凶と出た。前日、スキーで滑ったときは気持ち良い新雪滑走を楽しめたが、その後に降った雪が思ったよりも重くて、自分の拙いスノーボードの技術では全く歯が立たなかったからだ。重い新雪に沈んで板が動かなくなるなんてことは数えきれないほど。何度利き足のビンディングを外したことだろう?
 最終的には板を完全に外して、膝までの雪で埋まりながらもゲレンデを15分ほどは歩いて下った。スキーでもスノーボードでも、こんな屈辱は久し振りだった。

 いろいろな汗をかきながら、なんとか下山して連絡バスに乗り、日帰り駐車場まで戻ってくると、13時を過ぎていた。スキーをしないでそのまま帰宅することも考えた。高速を使わないで帰るつもりだったこともある。
 だが、やはりスキーをすることにした。前日にゴンドラ内で同乗した際にコース案内をしてくれた男性のシニアスキーヤーに駐車場で再会したからだ。
 彼と話していると、なんとなく元気が沸いてきた。年をとってはいるが、ゲレンデに居るだけで嬉しそうにしている彼を見ているだけで、そのまま帰ってしまうのがもったいない気がしてきた。

 スキーを楽しんで、再度駐車場まで戻ってきたのは15時過ぎ。その後は、着替えて外湯で汗を流すことにした。
 家までの距離はおよそ300㎞。運転に疲れたら、途中のどこかで車中泊をすることも想定していたからだ。
 駐車場から歩いてお湯を頂いた外湯は、『秋葉の湯』。熱めの源泉でこぢんまりとしていたが、雰囲気はよかった。熱めのお湯がかえって、自分をしゃっきりさせてくれた気がした。

f:id:mobemobe617:20190411214600j:plainf:id:mobemobe617:20190411214609j:plain
お湯を頂いたのは、『秋葉の湯』。
 湯上がりしたころから、お腹が空いてきた。宿で朝食をしっかり食べたこともあり、昼食を食べていなかったからだ。
 日帰り駐車場まで戻ってくると、駐車してある車は少なくなっていた。
 自分が出庫したのは16時近く。ナビは自宅へは23時近くになることを表示していた。

 名古屋まで帰るために、ガソリンを入れたあとに自分にもエネルギーを補充した。コンビニで菓子パンとヨーグルト飲料を買って胃袋に入れた。
 のどかな雰囲気の国道117号線から国道18号線に入ると、気になる看板を時折、見つけた。その看板は栗おこわで有名な店の宣伝だ。その店の名は、竹風堂。
chikufudo.com
 自分が子供のころ、祖父祖母も含めた家族6人である温泉に出かけた際に、食べた栗おこわが良い旅の思い出となっている。
 数年前、偶然にネット通販で見つけたので購入した。実家に持っていき、母と弟と3人で懐かしんで食べたが、味はイマイチだった。その時は、思い出は美化されるものかと思った。

 ただ、看板を何度も見ていると通販は冷凍保存されたものだったので、お店で食べれば感動が蘇るかもしれないと思って立ち寄ることにした。
 早い夕方の時間ということもあり、イートインのコーナーは自分1人。栗おこわがついた、山里定食を注文して座って待っていた。持ち帰りのコーナーに時折、客が入ってくるのを読書しながら横目で見ながら。

 定食が出てくると、まず味噌汁に口をつけた。いい意味で田舎くさい味噌の味がした。味が濃いのではなく、深いのだ。
 続いて栗おこわに箸を延ばして、口に頬張ると時間が遡ったような気がした。まさに、思い出の味。その瞬間、母へのお土産に買うことを決めた。冷凍ではなく、折詰の栗おこわ、を。賞味期限は当日中と言われたが、午前中買ったとしたら、日付が変わるまでは12時間以上ある。明日の早い時間に食べてもらえば、それほど問題ないと考えた。

 その後は1回休憩しただけで帰宅した。その1回とは、松本市内で休憩がてらに昨日のblogを書き上げるためだった。1時間ほどは車を停めていたと思う。

 国道19号線が愛知県に入るころに、日付が変わり今日になった。栗おこわの賞味期限も、やはり切れてしまった。
 自宅に到着したのは、0時30分ごろ。届いていた郵便物を確認すると、勤めていた会社からの封書が届いていた。開封は眠って起きてからに決めた。

 何故かそれほど疲れてはいなかった。車に積んでいたスキー道具などを片づけ、軽く食事を作って食べてからベッドに入った。スマホで時間を確認すると、午前3時過ぎ。
 久し振りの1人旅が終わった。10日以上の旅路で、何かを捨て、何かを身につけたはずだが、それらはどんなものだろう?