今年も昨年に引き続き、JR定光寺駅最寄りにある登録文化財、愛岐トンネル群の特別公開に娘と2人で昨日、出かけてきた。aigi-tunnel.org
昨年は定光寺へ登る東海自然歩道へも足を伸ばしたが、今年は自分が午後から別の用事があったので、時間的な制約のためにトンネル群のみのハイキングになってしまったが。
朝8時に妻の実家まで娘を車で向かえに行き、自分の家に車を駐車して、最寄りの駅まで歩いてから電車を乗り継いで定光寺駅を目指した。
春日井駅を過ぎるころの電車内は、ハイキングに備えた装いの乗客が目立つようになっていたし、8割近くの乗客が定光寺駅で降りた。
トンネル群の公開時間は決まっており、朝は9:30から。今年はその直後くらいの時間に現地に着くことができた。
昨年は現地に訪れて偶然知ったイベントだったので、自分も娘も何も準備をしていなかったが、今年は2人とも違った。
娘はトンネル内が暗くて歩きにくかったので懐中電灯を、自分は荷物を携えて歩きやすいようにリュックサックを準備していた。リュックサックの他には、ミラーレスの一眼レフカメラも持って。
電車に乗っている間に、最近自分が写真撮影にはまっていることを話しながら、写真を二枚手渡した。自分が気にいっているスナップから選んで写真に現像しておいたものだが、娘は喜んでくれた。
昨日は朝から良い天気。日中、陽射しは充分に降り注いでいたが、暑いほどでもなかった。風も穏やかで、川沿いの道を歩いていても、肌寒さも感じなかった。
トンネル群の入口で100円を支払って、散策路を2人で手を繋いで歩きだすと、最初のトンネルの入口で多くの人がシャッターを切っている。自分よりも本格的なカメラで撮影している人もいれば、スマホを取り出している人もいた。
三脚を使ってタイマーをセットしながら、集合写真を撮ろうとしているグループがいるかと思えば、ボランティアにカメラのシャッターボタンを押す依頼をしている人たちもいた。
他のカメラマンのアングルの邪魔にならないように、自分も写真を撮ろうとすると、思わぬ横やりが入った。自分が撮影したいと、娘がせがみだしたからだ。
娘は四月から小学四年生。誕生日か来れば、10歳になる。オートフォーカスモードでの撮影方法を教えると、そのまますぐに一枚写真を撮った。撮影した写真の確認方法と、気に入らない写真の場合はデータを削除できることを教えると、すっかりカメラに夢中になってしまった。 以後の散策は、娘の持っていた懐中電灯と自分が持っていたカメラを取り換えることになった。カメラには単焦点レンズを装着したままにしておいたので、画角や遠近を変えたい場合は自分が動くということを教えると、そのこともマスターしてしまったのだ。立派なカメラ女子の誕生に、自分は立ち会ったのだ。 帰りの電車に乗っている時に、娘にお願いをされた。1/2成人式にこのカメラをプレゼントして欲しいと。自分は喜んで了承したが、はてさてその時まで娘は覚えているだろうか。
※ 今回の写真は全て娘が撮影したものです。