淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

素直に言うと嬉しかったりして

 昨日、47歳になった。blogを書き初めてから3度目の誕生日の夜は昨年、一昨年と全く違った場所で過ごしていた。
 過去2年はたまに遊びに行っているガールズバーで過ごし、そこで女の子たちにお祝いしてもらい、ケーキを食べて過ごしていた。
 だが、今年は違った。美濃加茂市まで車で出かけて蛍の撮影をしていたからだ。
 バースデーケーキも食べなかった。
 自分の誕生日の過ごし方ひとつから考えてみても、人は簡単に変わってしまうものだと思う。

 実は蛍の撮影に挑戦したのは、今シーズン3回目。1回目は自宅から自転車で行けるほどの距離にある近所の公園で挑戦したが、蛍がヒメホタルであったこと、蛍よりも人の方が多かったこと、カメラの機能に甘えて撮影できると考えていたことなどの理由のために大惨敗。
 ある程度はカメラの機能を使いこなさないと、蛍の撮影は難しいということが身に染みたことだけが、収穫だった。

 2回目の出撃は先週の平日。出撃場所は昨夜と同じ、美濃加茂市の某所。
 自分の持っているカメラで蛍を撮影する方法の中では『ライブコンポジット』機能を使用するのが、一番簡単だということだけは事前に調べた。
 暗くなりかける前に撮影スポットに着くと、1人先客の男性が居た。男性は三脚だけでなく、折りたたみ椅子まで用意しているほどの周到ぶり。

 試行錯誤の末になんとか、ゲンジボタルが描いた光跡をカメラの液晶画面で確認できたので、満足しきって帰宅した。途中、スーパー銭湯でゆったり入浴し、餃子の王将で食事を食べて帰るほど。
 だが、帰宅して撮影したデータをパソコンで確認すると、落胆した。黄色い光の筋がいくつかは確認できたが、構図全体が暗くてノイズだらけ。とても蛍の光跡を撮った作品とは、言えないレベル。
 そうなってしまった、原因は主にふたつ。ISOの感度を高くすることを忘れていたこと。もうひとつはピンボケだ。
 事前に背景のピントがとれる時間に来て、固定しておかなければならなかったのだ。

 昨夜はその2点に留意して、同じ場所でリベンジに挑んだ。自分が現地に着くと、誰もいなかった。陽が落ちきっていないこともあったが。
 カメラのピントを調整するとマニュアルフォーカスで固定し、ISOの感度にも気を使って陽が落ちきるのを待ったが、時間の過ぎるのがゆっくりと感じたので、様々なことを考えていた。
 まさか、昨年の誕生日に来年の誕生日に蛍を一眼レフカメラで独り撮影している姿は、全く想像できなかっただろう。

 暗くなるにつれて蛍の光が少しずつ浮かびだしたので、カメラで蛍を撮りはじめた。液晶の画面で撮れているのはわかったが、前回のことがあるので今回はスマホにデータを転送して、より大きな液晶画面で確認した。蛍の光跡と不要なノイズがないことを。

 蛍の写真を撮ることができた以上に、嬉しかったことがある。それは、思ってもいない人たちからハッピーバースデーのメッセージをLINEでもらったことだ。
 2人とも女性で、自分が一昨年と昨年の誕生日を過ごしていたガールズバーのOG。もう既に、それぞれ人生を歩んでいる。
 なんというか、嬉しかったとしか上手く言葉にできない。

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撮影場所は美濃加茂市の某所。使用レンズ、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8。
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使用レンズ、M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8。