淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

カメラマンのプライド?

 昨日、あるモデルさんを撮影会で撮影したら、ちょっと嬉しいことがあった。昨夜から今朝に続けて、SNSのDMを通して、丁寧なお礼を言われたからだ。
 最近、ポートレートを撮るときに心掛けていることがある。それは自分が撮った写真をできるだけ、モデルさんに見てもらうこと。自分が要求したシチュエーションやイメージ、モデルさんが気を利かせて取ってくれたポーズなどが、一致しているものをなるべく選択して。
 ポートレートはカメラマンだけで撮っているわけでも、モデルさんだけで作品が成り立っているわけではないことをこのごろは強く意識しているからだ。

 実際、昨日はシャッターを切っていて楽しかったし、手応えもあった。まさに、撮ってもらいたい私、撮りたいカメラマンという構図だったと思う。
 昨日の撮影中のことを思い出すだけで気分が良かったので、今朝は早起きして2枚の写真を他に現像するべき写真よりも先んじて現像して、モデルさんに見てもらえるようにした。するとまたすぐに、お礼のメッセージをもらった。まさに、カメラマン冥利に尽きる。

 以前、このblogで趣味が人格に与える影響を書いたが、自分が建てたこの仮説に沿ったようなハプニングが起きた。
 以前、書いた記事では写真撮りを嗜んでいる人はアクが強いと書いたが、それは自分の本心をかなり抑えて書いていた。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 これは完全に自分の思い込みかもしれないし、偏見なのでカメラを趣味にしている人、またそんな人と身近に接している人の中には以後、自分が綴る内容が気分を害する可能性もある。その場合はその時点ですぐに、今回の記事を読むのを辞めてもらいたい。
 カメラで写真を撮っている人はガラが悪いだけでなく、自分勝手で我が儘な人が多いと感じていた。自分が写真を撮りはじめてすぐに、まわりのカメラマンを見て気がついたことだ。当然、自分もその中の1人。
 具体的に書くと、競馬はともかくとしてパチンコ、パチスロはもちろんのこと、競輪や競艇に熱くなっているギャンブラーよりも、たちが悪いと思っている。

 実際、最近はインスタ映えを狙った写真を撮るために、入ってはいけない私有地などに入って撮影しているシニアカメラマンなどが時折、ネット上でやり玉に挙げられたりしている。
 なんでそこまでしてしまうのか、カメラマンの端くれである自分としては情けない。

 所属している同人誌のアニバーサリーパーティーが終わってホッとしたのに、会が終わった後にあることが蒸し返された。
 会の閉宴間際に出席者全員での集合写真はあるが、テーブル毎のスナップ写真が撮影されていないことが。
 そんなこと、自分にとっては正直、どうでもいいことだった。
 打ち合わせの段階でも、集合写真は記念のために撮ることにそれなりの価値はあるとは思ったが、テーブル毎個人毎の写真を撮る必要性を自分は感じなかったからだ。

 これまで友人の結婚式に参加したときも、披露宴でテーブル毎に写真を撮ってもらったことはあるかもしれないが、今は手元にそんな写真は一枚もないし、それでいいとも思っている。
 だいたい、酒宴でシャッターを切る人の方が自分は理解できない。そんな写真を欲しがる人が居ることも。
 お酒のせいで赤ら顔になったり、表情がだらしなくなったりしていることが多いはずだから。
 美男美女は多少減点されても、鑑賞に耐えうると考えているのだろうか。美男子にはほど遠い自分からしたら、全く理解できない。

 事前に会の役割を決めたとき、各テーブルを回って撮影するカメラマンを1人割り当てていた。そのカメラマンは以前の同人で、自分とほぼ同期。20歳ほど年上の男性だが、今でも時折は呑みに行く間柄。
 彼は筆を置いてから、カメラ教室に通っているほど写真に熱中していることを聞いていたから、自分が推薦した。持っているカメラも高価なもので、当日の朝もどのレンズを持って行くかを相談されたので、ある程度は信頼していた。

 だが、彼はパーティーの最中、ほとんど写真を撮らなかった。テーブル毎のスナップ写真はなく、乾杯や同人誌の主催が最後に挨拶をしている姿などの8枚の写真データしか受け取っていない。
 理由を聞くと、当日メガネを忘れたこととストロボを使った撮影に慣れてないので、露出を合わせにくかったと。それで、シャッターを切ることを控えたらしい。
 自分からしたら、いかにもカメラマンらしい言い訳のように聞こえた。自尊心ではなく、無意味にプライドが高いのだ。自分の撮影技術が低いと他人に思われるのが、嫌だったのだろう。

 カメラの知識をそれなりに持ちあわせている人からしたら、パーティー会場などでクオリティーの高い写真を撮るのが難しいことはわかるはず。
 だから、そんなことを意識しなくてもいい気はするが、それがカメラマンという人種なのだろう。

 メガネなどが無くて、矯正視力が足りないために適切な露出で撮れないかもしれないと判断したら、自分だったら次のような方法をとる。
 全体的に露出を大雑把に抑えてRAWファイルから現像するときに、適正な露出にするだろう。多少、写真のクオリティーが落ちたとしても、被写体はたかだか酔っ払いだから。しかも、ほとんどが爺さんや婆さんだし。

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先日の撮影会で撮影したモデル、美波なつさん。彼女の現像も遅れがち。