先週の金曜日の夜のことから、書き綴りたい。
blogを書いたあと街中へ出かけた。友人と2人でサムギョプサルを食べる約束をしていたから。
その友人とは仕事で知り合った女性で年令も近いため、時折2人で食事をする間柄だった。
ただ、自分が3月に会社を辞めてからは会っていなかった。
久しぶりに彼女と数時間一緒に過ごした感想は、楽しかったし、くつろげた。それだけでなく、彼女が口にした言葉のいくつかは、自分にとって価値あるものが多かった。
彼女も体調を崩していたし、自分もたいしてお金もないくせに好きな事ばかりを追いかけていたせいで、久しぶりの再会になってしまった。
彼女は久しぶりに会った自分を見て、日に焼けて痩せたことを感じたようだ。
ここ最近、自分と時間をあけて再会した人たちとほぼ同じように。
彼女はハイボール、自分はビールを呑みながらお互いの近況を口にした。
自分が会社を辞めてから5月の連休までは、スキーとスノーボードばかりをしていたこと。連休が終わった後は、写真撮影に夢中になっていたことを。
すると、話はすぐに盛り上がりはじめた。彼女が学生時代に、写真部だったからだ。
彼女は文化部だし幽霊部員だったと謙遜していたが、地元のコンテストで佳作になったことを控えめに教えてくれた。
そんな華々しい実績を持っている彼女に、自分が撮り集めた作品が収めてあるアルバムを見てもらった。
アルバムに収められた写真の中で、彼女は一枚の写真を気にいってくれたようで、いろいろと言及してくれた。その一枚とは再掲になるが、以下の作品だ。 オリンパスのサイトに掲載したら、削除された経緯を説明すると、彼女が自分の側に立ってくれたことも嬉しかった。
彼女は喫煙者だが、この写真からは煙草をポジティブには捉えられないことも理解してくれていた。
この写真が好きだといってくれた他の友人も、元喫煙者でほぼ同じような見方だった。
金曜日の夜が醸し出すまわりの雰囲気もあったかもしれない。2人で過ごした時間は思ったよりも早く過ぎた。お互いに口にした言葉にそれぞれが興味を持てたからだと思う。
彼女が体調を崩していた理由が仕事上のストレスだと気がついたので、ある人気があったドラマの話をしたら、彼女は知らなかった。年令はそれほど離れていないのに。
そのドラマとは、ロングバケーション。好きな脚本家の1人、北川悦吏子が手がけた作品だ。
その夜に、この作品中の名言を彼女にかけてあげたかったけれど、どうしても思い出すことができなかった。
ずっと気になっていたので、先ほど調べて彼女にLINEで送ると、ご機嫌そうな返信が返ってきた。
自分が送った名言とは、以下のものだ。
『何をやってもうまくいかないときは、神様がくれた長い休暇だと思って、無理に走らない、焦らない、頑張らない、自然に身を委ねる』 by ロングバケーション