昨日、カメラ量販店のトップカメラが主催する撮影会に出席した。撮影モデルは加藤凪海さん。彼女がトップカメラの撮影会に登場するのは初めてだった。
彼女の撮影会の予約が始まると、屋外での撮影である午前の部はすぐに予約で埋まってしまった。
慣れない予約フォームで自分がモタモタしているうちに、午前の部の申し込みはできなくなってしまった。仕方がないので、午後の最後の部を一枠申し込んだ。
自分が申し込んですぐに屋内スタジオの部も全て予約で埋まり、撮影会のチラシが店頭に置かれる前に予約が全て終わってしまうという、人気ぶりだった。
ちなみに、トップカメラが主催する撮影会への参加は3回目、トップカメラ店内スタジオでの撮影は2回目となる。
中古カメラを一台、レンズやカメラ用品をこれまでに何度も買ったこともあって、トップカメラの店員にはすっかり顔見知りが多くなった。
たった数か月前までは、ほとんどよりつかなかった店なのに、最近では釣具屋よりも来店頻度が高くなっている。
昨日の撮影会ではある予感があった。その予感とはある人物たちとの再会だ。
昨日の撮影会最後の部、15時10分からの部に参加するために、15時前にエレベータで4Fのスタジオに上がった。
スタジオの入り口で顔なじみになっている店員が受付をしてくれた後、スタジオに入ると見慣れた顔が二つあった。
二人の名前は知らないが顔ははっきりと覚えている。相手も自分のことをしっかりと記憶しているようだが、仕方がない。外見的に没個性的とは言えないからだ。
居ると思ってました、と話しかけると二人は苦笑いを浮かべた。彼らと少し会話を続けていると、彼ら二人も自分の顔を見ることになると思っていたようだ。
彼らは朝から一日、全ての部に参加しているようだった。トップカメラの撮影会はモデルの人気などによって料金が違っており、加藤凪海さんの場合は一部7,000円。複数の部に参加すると割引されるが、それでも20,000円弱になる。
彼ら二人は撮影対象のモデルとしては加藤凪海さんしか考えていないらしい。しかも、前回会った時も二人は一日中、彼女を撮っていた。
他人から見たら自分も。加藤凪海さんのファンだろう。確かにそれなりに自覚はある。
同じモデルの撮影会に何度も参加したのは、今のところは彼女一人だし。
だだ、彼らに比べるといろいろな意味で自分は随分違っている気はするが、他人からみたら同類に見えているのだろうか。
今後も何回、彼らと顔を合わすことになるのだろう? 彼らも同じことを考えていたりして。