淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

どんな素敵なモデルさんよりも

 今日の文章は100%親バカな内容になるので、気分を害する可能性がある人は、読み飛ばして下さい。

 今日、8月24日は我が家にとって毎年恒例の行事が行われる。その行事とは盆施餓鬼。会社勤めをしていない今年こそ土曜日だが、我が家が檀家になっている寺は曜日に関係なく、毎年8月24日だ。

 長男である自分は何を置いても必ず、その行事を一番に考えている。
 だが、現場によっては責任者が仏事に疎い人も居た。そんな場合は、盆施餓鬼だからと休みを取ろうとしても、なかなか話が通じなかった。
 最近の世の流れだとは思うが、どうにかならないものかと、少し寂しく思っている。

 自分が長男であれば、自分の娘も長女。自分の母親からみれば、唯一の孫だ。ここ数年、それを理由に娘には毎年、施餓鬼に参列してもらっている。
 流石にその申し出を妻から断られたことはない。夏休みのたった一日だが、娘と過ごせるのを楽しみにしている自分。母親もおそらく似たような気持ちを抱いているのではないだろうか。お盆玉を娘に与えていたほどだから。

 午前中に母親、弟と娘の4人で、檀家になっているお寺に向かった。本堂での法要とその後の墓参りを終えて、昼食を外で食べることになった。
 向かった先はここ最近、近所で評判になっている蕎麦屋。その店は実家よりも、自宅からの方が近い。
 ただ、その店の場所は住宅地の入り組んだ場所にあることを聞いているものの、自分は一度も行ったことはない。
 食べに行ったことがある母親をナビにして、行くことになった。蕎麦屋はイメージしていた通りの裏路地にあって、ナビがあっても人の案内なしでは少し迷いそうな場所だった。

 ある程度の待ち時間は覚悟していたが、店内に通されるまでに20分近くは待たされた。
 食べた感想はその甲斐があったと思う。夏の終わりであるこの時期に、これだけの蕎麦を食べられるとは正直思っていなかった。蕎麦があまり得意ではない娘も、ほぼ一人前のザルを食べたほどだ。

 食後に実家で30分ほどうたた寝をした後に、娘と2で公園に行った。
 その公園は車で30分ほどの距離で、ボート遊びができる池があり、そこの池で娘がボートに乗りたがったから。
 県立の公園だということもあって、ボート料金は30分で数百円とリーズナブルだった。

 手漕ぎと足漕ぎが選べたが、娘の希望で足こぎのボートに乗った。小学校4年生の女の子では、手漕ぎボートを操るのは難しいだろう。
 ちなみに、自分は子供のころから亡くなった父親から手ほどきを受けたこともあって、かろうじて手漕ぎボートをコントロールできる。初めて妻と一緒にボートに乗ったときに、驚かれたくらいだ。

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娘と2人でボートに乗った公園の池。
 風があまりなかったせいか、ボートで池の上に居ても暑かったが、娘は常にはしゃいでいたので、自分も悪い気はしなかった。
 ボートを降りてからは、お互いカメラ片手に広い園内を散策した。1/2成人式には少し早いが、娘の希望通りに自分が使っていたカメラと単焦点レンズひとつをプレゼントしたからだ。

 苦労しながらシャッターを切っている娘を横目に、自分は2台のカメラのシャッターを切りまくっていた。娘を被写体にして。
 ボートに乗車中の際は、自分の好きな場所まで辿り着いた時などは、モデルを気取っていたのかぎこちないポージングのまねごとをしていたが、自分がシャッターを切り続けているとそんな様子はなくなっていった。おかげで素の娘の姿も何枚かは撮影できた。

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娘のスナップ2枚。
 母が作ってくれた夕食を食べた後、妻の元へ娘を送った後、娘を撮った写真の枚数を数えたら300枚以上。自分でもその枚数に驚いた。
 ただ、確かに今日の午後の数時間、夢中になってファインダー越しに娘を追いかけていた自覚はあったし、そのおかげで慣れていいないフルサイズの一眼レフカメラの操作技術も向上したように思う。
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撮っているわたしも?
 器量が特別よくない娘でも、人間的に問題だらけなだけでなく、不完全で駄目な父親であっても、娘に対して興味と情を持ち合わせていることを改めて思い知らされた。
 だからこそ考えてしまう。どうして、実子に暴力を働いたりする酷い親がいるのかを。こちらが目を覆いたくなるような事件を、報道などで知ると余計に。
 どうしても、そんなことをしてしまう親を自分には上手く想像できない。
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父親の真似をして、自分のカメラだけでは飽き足らずに自分のフルサイズカメラを扱っている様子。
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上は娘が撃ったパンダ、下は自分が撃ったパンダ。どちらも同じフルサイズの一眼レフカメラで撮影。
 正直、どんなに素敵なモデルさんよりも、娘を撮る方が楽しく思えたことにも驚いている。撮影技術がそれなりのレベルになったこともあるのだろうが。
 最初に一眼レフカメラを買った理由は、娘を撮影するためだったので、ある意味ではやっとそのことへ立ち返っただけなのかもしれない。

 うたた寝中、娘が自分にシャッターを切ったことを知っている。カメラ女子になったばかりの娘が、自分をどのように写したのかが、若干は気になっている。
 いつか、見せてくれる時が来るのだろうか。

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今日の写真は、モデルの村瀬さやさん。彼女の父親は彼女を撮影したことがあるのだろうか。