もともと、ヨドバシカメラと自分は相性が良くないのか、どうしても好きになれない。考えたら今まで、ヨドバシカメラでカメラとレンズを買ったこともない。
最近、欲しくなったカメラがあるので、冷やかしがてらに名古屋のヨドバシカメラに何度か立ち寄っている。その際に店員に何度か声をかけられたので、会話をすることが増えてきたが、どうしても彼らの態度が気になっていた。
相手が購入希望価格を聞いてくるので、ネット上での売価を参考にこちらの希望を告げると、いつも釣れない返事が返ってくる。ECサイトが無人販売なために、コストを圧縮して売価を下げていることはわかっているつもりなので、その値段をそのまま口にしている訳ではないのに。
そんな訳で、名古屋のヨドバシカメラに対しては良い印象を抱けなくなってしまった。
昨日、撮影会で知りあったカメラマンと話していたら、帰りに梅田のヨドバシカメラに向かうというのを聞いたので、自分も着いていくことにした。
名古屋よりも梅田の店の方が売場も広いので、店頭に並べてある商品種類も多いと思ったからだ。
一通り、カメラ売場を見て回った後に、昨日はこちらから店員に声をかけた。実は、新しいカメラを買う気満々だったからだ。
自分が購入しようとしたカメラは、SONYのα7RⅢ。お金に余裕があれば、新製品である7RⅣの方が欲しい。
kakaku.com
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最初に店員に提示された金額は29万円超。その後、税込みで30万円に訂正されたがそれでも一度は買った。
ただ、同時に買った備品が思うようなパフォーマンスが発揮されなかったので、カメラ自体も返品することにした。その備品とはマウントアダプターだ。
自分がNikonのカメラで使っているレンズは純正品ではないので、マウントアダプターを間にかませてもカメラがレンズを認識しなかった。カメラのファインとライブビューは真っ暗なままだった。
一眼レフカメラに詳しくない読者のために簡単に説明すると、一眼レフカメラはカメラの製造メーカによって使用できるレンズの規格が違っているのだが、その規格を補正して使えるようにするものだ。例えば、CanonとNikonでは使用できるレンズの規格が違うが、共用できるようにするための部品がマウントアダプターと呼ばれている。
返品するのにある程度待たされたが、責任担当者しかできないとのことだったので、ある程度は納得していた。ただ、その責任者が返品する際の言動だけは、今でも納得できていない。
その言動とは次のようなものだった。マウントアダプターがレンズを認識できたとしても、オートフォーカスのスピードなどはとても実用に耐えうるものではないと。
店員に商品知識が無いよりはあった方がいいに決まっている。だが、今回のような場合は自分がカメラを買う前に、その知識を披露して欲しかった。
もし、自分がマウントアダプターの性能をその場で確認しなかったら、無駄な買い物をしてしまったはずだ。押し売りと、言われても仕方がないような。