久しぶりに名古屋市内でシステムエンジニアとして働いた昨日。前の会社を退職してからなので、7ヶ月ぶりとなる。
前日までの豊田市内で、世界のTOYOTAの仕事とは違って名古屋市内、しかもオフィス街で別の自動車メーカーの仕事をすることになっていた。
久しぶりに朝、都心へ向かう電車に乗った。普段なら人いきれで嫌になりそうなものなのに、負のイメージではないものを感じた。それは、懐かしさとワクワクするような気持ちが入り交じったようなものだった。
自分のテンションが前日までと全く違っていたし、そのことをお昼休みにはしっかりと自覚した。
前日までの作業場所にはカメラを持っていっては駄目だった。それどころかスマホがAndroidであった場合、MicroSDカードすら執務室に入る際には抜いて、ロッカーに保管しなければならなかったのだ。
誰が何のために作った規則なのかは知らない。その決まりを作った人がどれだけの人から何を思われているかも、
当然知らないだろう。少なくとも自分は、アホらし過ぎて失笑していたが。
スマホは本体自身が記憶媒体であるし、今時のスマホはクラウドの思考を帯びているはずだから。そんなことは、情報処理技術者であれば、常識だと自分は考えているが、三河地方では違うのだろうか。その中でも特に山深い挙母町では。 カメラを持ってオフィスを飛び出したお昼休み。錦方面に向かって歩いた。
昨日からの自分が作業しているオフィスは丸の内。名古屋一の繫華街である錦は最寄りだからだ。
夜はもちろんのこと、昼食を取れるお店も結構、充実している。何を食べようかといつの間にか目移りしてしまっていたが、自分が食べたいものを提供してくれる店は、人の列が既にかなり伸びていたので諦めた。
結局、財布に優しくて早く料理が提供される立ち食いそば屋でワンコインランチを食べた。
昼食を食べるやいなや、持っていたカメラをバッグから取り出して、撮り始めた。お昼休みが終わるまでに30くらいショットしていた。 終業後は仕事上で数年前に知り合った友人と夜遊びをしにいくことになっていた。自分が無事名古屋へ生還できたことを祝福してもらったようなものだ。
テンションが高かった自分はいきなり一軒目から、イヒヒとニヤついてしまうような店を選択したが、その選択は大吉だった。
最後に友人と自分に接客してくれた女性スタッフがあまりにも魅力的だったから。
二軒目では一軒目の浮ついた心を静めることなく、逆にかみしめながらも決して長くはない秋の夜が過ぎていくのを楽しんだ。 仕事をするのも夜遊びするのも、三河の田舎町なんかよりも、名古屋の方がずっといい。
今はまだ、名古屋がパラダイスだと感じている自分だ。