今日の帰宅時、電車の中で男子高校生を見かけた。彼らは四、五人。タピオカのカップを片手に持ちながら電車に乗っていた。
私服だったが、聞こえてきた会話から彼らが高校生だと気がついた。
駅から自宅まで歩く途中にも高校生らしきグループとすれ違った。
新型コロナウィルスの影響で小学校から高校までが一斉に休みになってから、今日で二日目。
わずか1日しか、彼らは自宅にじっとしていられなかったのだろうか。 自分が高校生だったなら、家に閉じこもっていられただろうか。
そのころから天邪鬼だったし、まわりの大人たちの言うことを聞くような玉ではなかった自分。
それでも案外、家に籠もっていたかもしれない。そのころの自分は、家庭用のゲーム機やパソコンでゲームをすることが一番の楽しみだったから。
今朝も昨日に比べて通勤時に見かけた人が減った。最後に乗り換える駅が一番、顕著に現れていた。
待合室で座って待つ人、ホームで立ち並びながら次の電車を待つ人も。立ち並ぶと言ってももはや、並ぶという言葉がピンとこないほどになってしまった。
自分がホームで待っていた場所からは、ほんの数人しか乗車しなかったからだ。
今日の午後、仕事先ではある指示が出た。自分が作業しているパソコンをリモート操作できるようになるソフトをインストールするように、と。
いつ、在宅勤務に切り替わってもいいようにとのことだった。
そんな指示が出る日は、本当に来るのだろうか。
プロパー社員には会社から、最低でも週に三日以上は在宅勤務するように指示が既に出ている。
それだけでなく、時差出勤することが決められた外注のグループもあると昨日、耳に入った。
そのグループのメンバーは一時間遅く出勤して、終業時間が一時間繰り下がるらしい。
時差出勤するくらいなら、車通勤を認めればいいのに。自分が今、作業している場所は市街地ではない。工場が連なっている場所なのでトラックなどは多いだろうが、名古屋市中心部の車の多さとは比較にならないだろう。
ラッシュ時間を避けて公共交通機関を利用するよりも、車で通勤した方が感染リスクを下げられることは間違いないだろう。
車による通勤の許可を出すことも、ある意味では柔軟な対応なはず。
普段よりは道も空いていることも鑑みれば、車通勤の是非について前向きになってもいいはず。
そんな会社や組織は少ないのだろうか。