昨日くらいから、通勤時に電車内で見かけるマスク姿の乗客が減り始めた。
マスクを切らした人が出てきているのかもしれない。かく言う自分のオフィスの自席の引き出しに入れてあるマスクも、残り少なくなってきた。
新型コロナウィルスに感染していない人がマスクをしても効果がないという情報が、WHOからもたらされた。
正直、過度にマスクを利用するのもどうかと自分は思っているが。 まだまだ通勤電車内は緊張が高まっている。
そんな状況にも関わらず、昨日の夕方に猛者を見つけた。その猛者は電車内で立ちながら缶チューハイを呑んでいた。
猛者は今夜も缶チューハイを味わいながら帰路についたのだろうか。
今、自分が働いているのは、ある工場の中の敷地にあるオフィス。
自分が仕事で使っているパソコンは、工場の地主になっている会社の持ち物だ。
こういうケースは珍しい。お客であるメーカー企業の多くは、仕事をコンピュータシステム会社に依頼するという体裁をとっているからだ。
理屈上では、お客自らがパソコンを用意する必要はない。
お客のパソコンには、そこの工場で働いているプロパー社員と同様の情報も多少は届く。そのひとつは、会社の経営でトップに立つCEOのメッセージ。
CEOは昨日、強烈なメッセージを発した。その中でも特に社内で管理職である人間たちに。
事務方である従業員には、在宅でできることは在宅でとのことだった。今以上、徹底的に。
部署内でどうしても出勤する必要があったとしても、最低限にとどめて、交代で出勤することも促していた。
CEOは管理職である人たちに、次のようなとどめを刺した。職場でクラスターが発生した場合、事業は完全にストップしてしまう。そうなった場合は管理職を糾弾すると。強烈な鞭。
代わりに飴もCEOは口にした。在宅の推進によって、仕事の効率が落ちても咎めないと。
もちろん、どんな人間にだって裏表はあるだろう。通りすがりの外注末端である自分と、同じ組織に属する人ではCEOの言葉の伝わり方もかなり違っているのかもしれないが。
今日のblogの題につけたのは、『Business continuity management』の略。
昔、所属していた会社から行かされたセミナーで知った言葉だ。
そのセミナーでは、自然災害が起こったことを想定していた。
人の営みを妨げるものには様々なものがあることに、自分はほんの少しだけ気がついた。リアルに想像できる場面に立ち合っているからかもしれないが。