この事実を知ったとき、驚かなかったかと言われれば嘘になる。多少は驚いたが、その後にはすんなりと受け入れることができたのではないだろうか。
他の人はどうだろう? まだ、そのことを知らないでいる人の方が多いのかもしれないし、関心を持てないでいる人も少なくないかもしれないが。
その事実とは日本のGDPが下がり続けていること。OECDによる一人あたりの換算ではお隣の国、韓国よりも下位になっている。
ついにというか、当たり前なのかもしれないというのが、この文章を書いている今の実感だ。
diamond.jp
この事実の他に、もうひとつ気になっている数字がある。その数字とはビックマック指数。
世界中に進出しているマクドナルド。マクドナルドが販売している看板メニューであるビックマックの販売額をドルで換算し、指標化しているのがビックマック指数だ。
ecodb.net
日本のビックマック指数がタイよりも下になったことを知った時の方が、自分の衝撃は大きかったかもしれない。
隣国ではないものの同じアジアであり、親日国ということでも知られているタイ。
友人と一緒にバックパッカーとして訪れただけでなく、新婚旅行でも旅した国。
自分の中ではなにかと縁を感じる国だ。
トータルで二十日近くは滞在したのではないだろうか。
そんなこともあってか、タイでは何度かファーストフード店を訪れているはずだ。
ビックマックを食べたかどうかの記憶は曖昧だが。
二つの数字から、世界において日本の影響力が低下しているのは間違いないだろう。
その理由はいろいろあって、全てを特定するのは難しい。自分のように頭の回転も悪く、ろくな教養もない人間にとっては。 だが、あえて書き続ける。
そのひとつは世代間の不理解があって、社会が混乱しているのではないかと。お互いを知らなさすぎて、利害を調整できないでいるように感じる。
その中でも特に他の世代に対して酷いように見えるのは、自分たちの世代とその親の世代。団塊ジュニアと団塊の世代。
最近の自分は世代論に関心がある。世代という視点で考えてもやっぱり、団塊と団塊ジュニアが気になってしまう。いい意味ではなく、悪い意味で。
同じ世代が多いこともあって、団塊と団塊ジュニアたちは他の世代のことを理解する気がないのではないか。
表面上は他の世代とも関わっているし、意見を聞いているように振る舞っているのが、余計にたちが悪い。
ここまで述べたのは、自分の感覚によるもの。エビデンス的な何かがあるものではないので、あしからず。
ただ、歳が近い人間が多いだけで何かと勘違いしているのではないかということを警鐘したかった。
もちろん、団塊ジュニアに含まれる自分自身にも。
自分に縁がある人間が決して、歳が近い訳ではないことに、気がついていないのではないのかと。