淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

マスクマンマスヲの休日(後編)

 昨日の午前中に参加した撮影会が終わった後は、一緒に参加していた友人とお昼を食べることにした。
 考えていた中華料理屋があったので、足を向けたが見当たらない。
 仕方がないので、鶴舞駅のテナントに入っていたチェーン店の蕎麦屋の暖簾をくぐった。

 ちょっとした小料理をつまみながら、二人で何杯かのビールを呑んだ。写真や撮影会に関わる話をしながら。
 最後に自分はざるそばを頼んだ。そば湯も楽しむつもりで
 だが、店を出た後に気がついた。そば湯をお願いしなかったことに。
 昼からのアルコールは呑んでいる本人が思っている以上にまわりやすいのだろう。

 店を出たところで友人と別れた。
 そのまま、地下鉄に乗って。向かった先は大須にある、七ツ寺共同スタジオ。名古屋小演劇界を語る上では外せない劇場だ。
 今までにこの場所で何度か芝居を見たことはあったが、ここ数年、いや十年以上は足を運んでいなかった。
nanatsudera.com
 久しぶりに自分が訪れた理由は人繋がり。かつて自分が在籍していた会社の同僚が芝居に関わっていて、今回の上演をその同僚から誘われたからだ。
 自分が誘われたのは、先月の今ごろ。新型コロナウィルスが話題にはなっていたが、これほどまでに人々を揺さぶるようになるとは、想像していなかった。

 劇場の入口では、マスクが配られていた。持っていない観客限定で。
 試しに係の女性にねだってみたが、マスクマンだった自分はもらうことはできなかった。
 撮影会と同じように、受付時に手をアルコールで消毒された。その係が女性だったことが、撮影会と違っていた。

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自分が訪れた時の受付の様子。
 久しぶりのスタジオ内は、自分が思っているよりも狭く感じた。特にステージが。
 一方、客席は広く取られていた。パイプ椅子が使われて、客同士のスペースに気が配られていた。

 芝居の内容についてはネタバレになるといけないので、多くは触れない。
 ただ、テーマはいかにも演劇らしいものだったように自分は思えたし、古さも感じた。
 古典的なものは普遍的なものになり得るが、ただ古いのと古典的であることは違うということを、観劇後に考えていた。
 他にもいろいろなことを感じたし、考えることもできた。

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来場者に配られたパンフレット。
orangesta.wixsite.com
 芝居を見終わった後、地下鉄の駅へ向かう途中に交差点で立ち止まった。
 その交差点の向こう側には、自分が初めて会社員となった、会社があることに気がついたから。
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西大須の交差点。この方角の方向に自分が最初に勤めた会社がある。
 今から二十年近くも昔のことだが、その交差点近くにはかつてのように牛丼屋と屋内スケートリンクを見ることができた。
 三連休最後の日の夕方、暮れゆく交差点をただ見ていた。車が何台も通り過ぎていった。
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今日の写真のモデルは宮本はなさん。