淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

取り残される

 公私問わず、誰かと話すときに新型コロナウィルスが話題になるようになって、どれくらい経つのだろう?
 いつまで、こんな状況は続くのだろう?
 未来の自分がこんな文章でもただただ懐かしく読み返せる日がくるのを、今は願うのみだ。

 今日も新型コロナウィルスの話。しかも、マスヲの仕事上でのことなので、どうしても愚痴っぽくなりそうだ。
 気が重くなりそうな人は写真だけ楽しんで、明日からまた読んでもらえればと思っている。

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三連休中に撮ったスナップ。
 三連休明けのオフィスは、さらに人が少なくなっていた。自分が座っている島席の定員は十人。
 だが、昨日座っていたのは三人のみ。
 SIer、自分たちを一番ピンハネしている会社のプロパーは二人居るが、どちらも有給休暇を取得していた昨日。
 そのうちの一人は課長。課長は今日も有給休暇の予定になっている。危険な場所で儲からない仕事は下請けにさせて。

 本来ならば昨日は、在宅勤務だった自分。
 もっと言うと、今週からしばらくは自宅で仕事ができるはずだった。
 もう少しで、リスクが高い空港行きの電車への乗車を回避できそうだった。
 自分が働く環境に問題があると、自分が所属している会社とその上位会社が働きかけてくれたから。

 多少の善意はあったのだろうか。ほとんどの理由は利益のためだったのだろうが。
 彼らからみれば自分は飯のタネ。ピンハネし続けるためには、ずっと健康な方が彼らにとってはメリットが高いから。

 先週のある会議の終わりに、SIerの責任者に自分から自社の方針を告げた。
 自宅で作業できるように使っているパソコンの環境を整えていた時だった。責任者に呼ばれたので、彼の席まで向かった。
 責任者は次のようなことを口にした。在宅での作業は認められない、と。自分の仕事の肝が、お客さんとの打ち合わせにあるというのが、その理由だった。
 そのことは自分も重々、承知していたので週に二回はここに通勤するつもりだと答えたが、駄目だった。

 それ以上の抵抗はしなかった。ある程度、わかっていたからなのかもしれない。
 ただ、それでも思う。自分が罹患したらどうなるのだろう、と。
 その時は、自分の在宅を承認しなかった人物が何か自分にしてくれるのだろうか。
 命を落とす確率は限りなく低いとは思うものの、重症化する可能性だって、そんなに低いとは思わない。
 自分が好きでやっていることで健康を害しても、ある程度の諦めはつくのだろうが。

 自分を守るためだけのお金を手にしたいと望むことは、贅沢なことなのだろうか。
 政治的な理由で壱拾萬圓がもらえることになるかもしれないが、それだけでは安全を手に入れられない人がほとんどなのではないだろうかと、自分は考える。桜は咲き始めたはずなのに、寒さを覚える日に。

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今日の写真のモデルは初登場、鹿乃ばんびさん。