ポートレートを撮り始めてから、そろそろ二年目。
きっかけは昨年の五月に、量販店の大撮影会に参加したことだった。
その後、本格的に挑戦をはじめたのは六月から。
ポートレートが一番上手くなりやすい時期は二年目からの一年だと、ネットで目にしたことが気になっている。
この一年でどれくらい、自分が撮るポートレートは変わるのだろうか。来年の今頃に振り返ってみて、がっかりすることにならなければよいが。
五十年近く生きてきて公私共々、様々なことに挑戦してきた。
このblogにあまり書いていないことだと手話、全く書いていないことだと社交ダンスにも挑戦したことがある。
どちらも経験したのは二十代。多感だった独身のころだった。
自分がそれなりに熱中したものの中で、人前で話しても恥ずかしくないレベルになったのはスキーと小説を書くことくらい。
スキーが趣味だと他人の前でも口にできるが、小説を趣味で書いているとは言い難い。変わった人、危ない人などとよくない意味で好奇な目で見られる可能性が高いから。
所属する同人誌などを通じて、文章を書くことが好きな人と何人も知り合った。彼らと知り合ったことはいい意味で新鮮だった。話しているだけでも、何かを確実に得た。
彼らが話していることと、書いていることのギャップに驚くことも珍しくなかった。
自分が写真を撮りはじめてから、どれくらいの人とすれ違ってきたのだろうか。
初めて買ったカメラの製造メーカーはオリンパス。そのオリンパスが主催する写真撮影の講座に数回は通ったし、写真家が直接指導してくれたポートレート講座にも参加したことがある。
また、ポートレートを撮影する場は撮影会がほとんど。順撮りや囲みのスタイルではもちろんのこと、個撮の場合でも他のカメラマンと出会ってきた。
自分が今までいろいろなことを趣味にしてきた経験から感じていることだが、ジャンルを問わずに写真撮影を趣味にしている人は俗に言う変わり者が多い。もちろん、その中に自分も含まれているはずだ。
今まで自分が夢中になってきた趣味の中では、断トツにお金がかかる写真撮影。
そんなことも影響しているような気がするが、どうだろう?