淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

September

 一時、竹内まりあのファンだった。
 最近の彼女の作品にはひかれなくなってしまった。
 以前は毎日のように彼女の曲を聞いていたばかりか、プレイリストまで作って聞いていたほどだったのに。

 彼女はシンガーソングライターだが、作詩にも作曲にも関わっていない『September』は今でも好き。
 ここ数年は夏の終わりごろから聞きたくなる。

 明日からはいよいよ十月。
 仕事先ではクールビズが終わるのでネクタイを締めなければならなくなる。
 工場内にあるオフィスで働くのだからビジネスカジュアルでもいいように思うのだが、田舎にある会社ほど形式的なことに囚われてしまうのだろう。

 現在、かつて自分と一緒に仕事をしたエンジニアの何人かは、オフィスに出勤することなくテレワークのようだ。
 その一人が昨日、お節介にも自分にコロナのワクチン接種のことを聞いてきた。
 自分が一度もうっていないことを知ると、接種した方がよいとお節介なことを言ってきた。

 同じく昨日、あるプロパー社員が今月末で退職することを知った。その社員の部下がお菓子を皆に配っていたからだ。
 退職する社員の顔を自分は全く知らない。それでもお菓子だけは遠慮せずに頂いておいた。
 その社員は新卒で入社したらしいが、次はどこで何をして働くのだろう?
 システムエンジニアとして他で働くのならば、世間とのギャップにかなり驚くことになるのではないか。

 自分はあと数日で、今の現場で丸一年。
 客先常駐のシステムエンジニアとして同じオフィスでこれほど長く働くのは、自分にとっては珍しい方。
 飽きっぽい性格であることもあって、イライラする日が続いている。近くない場所への車通勤にも嫌気がさしていることもあって。
 いつまで今の場所で働くことになるのだろう?
 不意の事故や病気、自分自身で投げ出さないかぎりは年内の仕事先は変わらないかもしれない。

 令和三年である今年もあと三ヶ月。まだ令和がしっくりときていないのに。
 そればかりか二十一世紀を生きていることにも実感がないのはどうしてなのだろう?
 子供のころに自分が思い描いていた今世紀とはかなりかけ離れているように思う。

 明日からはいよいよ十月。『October』のフレーズが心に残る曲を自分はまだ知らない。
 深まった秋を感じる好きな曲はあるが。

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今日の写真のモデルは、初めましてのエリカさん。

着地点

 秋の日曜日だったのに昨日は朝から雨。
 それでも予定があったので朝食を食べると街中まで出かけた。

 午前中は撮影会に参加してポートレートの撮影。
 天気や諸処の条件のために撮れ高は人に話すと恥ずかしいほどになってしまったがそれなりには楽しめた。
 初めましてのモデルさんを何人も撮影することができたし。

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昨日のお散歩ショット。撮影会が行われた会場にて。

 午後からは所属している同人誌の例会。
 最近は特別に親しくしている同人はいない。例会などがなければ、彼らに会うのは年に数回ほど。
 自分が集まりに顔を出す回数が微妙なこともあって、相手によっては顔を見るのが数ヶ月ぶりだったなんてことも少なくはない。

 昨日の出席率は悪くはなかったが、男性の出席者は自分を含めて二人だけ。
 例会の後の二次会がないことが前もって通達されていた。緊急事態宣言下のために。
 そのことが男性陣の参加が少なかった理由ではないかとお姉様たちに言われてしまった。本当のところはどうなのだろう?

 例会が終わったら自分はすぐに帰宅するつもりだった。
 家に着いたら入浴して下ごしらえ済みの鶏肉を唐揚げにして一人でゆっくりとビールを呑みたかった。
 酔って気分がよくなったら午前中に撮影したデータをのんびりと現像するなんてことも考えていた。

 だが、想定外のことが起きた。例会が終わるとお姉様方に誘われてしまったからだ。
 自分が所属している同人誌は来年中に廃刊することが決まっているが、そのことについて話し合いをしたいと。

 物事には始まりがあれば終わりは当然のようにあるもの。
 20年以上も続いてきた同人誌であっても終刊が訪れるのは当り前だろう。
 ハプニングやイレギュラーなことが原因ではなくて、きちんとした形で終わることができるのはよいことだと自分は考えていた。もちろん寂しい気持ちはあったが。

 会議室を出たところのロビーで、立ち話に毛が生えたような話し合いが行われた。
 他の同人たちの多くはなんらかの形で同人誌を残したいと思っていたことがわかった。

 結果、なんらかの形で同人誌を残すことは決まった。それにともなう実作業をするメンバーも。
 そのメンバーに自分も含まれてしまった。
 女性に頼まれると断れない性格が災いしてしまったとしか言いようがない。

 もちろん、今後のことなどはわからない。
 何かを任されても自分のような人間が皆の期待にこたえられないことだって十二分にありえるだろうし。
 このことについてはあまり根を詰めずに考えないようにするつもりだ。外見と違って意外にも神経質なところもある自分なので。

 昨夜はその流れで、ファミレスで食事をした。アルコールを嗜むことなしで。
 ちなみに鶏肉は冷蔵庫に入ったままだ。

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今日の写真のモデルはAyanaさん。

静かな休日

 世間はシルバーウィークの最中だがTOYOTAカレンダーに振り回されている今の自分には関係ないこと。
 今の現場では20日敬老の日秋分の日である今日も平日扱いだ。

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今日のお散歩ショット。

 敬老の日には出勤したが今日は有給休暇を取得して休んだ。
 特別な予定があった訳ではないし、緊急事態宣言下でもあるので遠くに出かけるつもりもなかった。
 お彼岸なので墓参だけはしたいと思っていたが。

 起床してからの今朝のルーティンは最近の自分の休日っぽかった。
 前日はぐずついた天気だったが、今日は朝から青空が広がったので絶好の洗濯日和。
 青空の下で広くはないベランダに洗濯物を干した。

 朝食を食べたあとは小一時間ほどパソコンへ向かった。ポートレートの撮影データを現像するために。
 現像することにあきると車で出かけた。最初に向かったのは父方の墓地。彼岸の中日なのに駐車場は空いていた。

 続けて母方の方にも向かったが、そちらでも訪れている人は少なかった。おかげでマスクをしていなくても他人の視線は気にならなかった。
 どちらの墓標の前でも静かに手を合わせることができた気がする。そんな感覚を覚えたことは記憶に残っていない。

 そのあとは、お世話になっている近所の自動車工場で車のオイル交換をお願いした。
 事前に連絡していた訳ではないがすぐに対応してもらえたのはラッキーだった。今日中の対応が難しかったら次の日曜日にお願いするつもりだったので。

 車のメンテナンスを終えたあとは近所のスーパーに立ち寄った。
 休日の割に店内の客は少なくてレジの待ち時間もなかった。
 若干、野菜の値段も下がりはじめた気がした。

 帰宅するとまたパソコンに向かった。昼食を作って食べた後も。
 ちなみに今日のランチは冷やし豆乳坦々そうめん。夏らしい冷たい麺を食べるのも今年最後かもしれない。
bazurecipe.com
 午後に友人が訪ねてきたので、一緒に歩いて近所のコメダ珈琲でお茶をした。
 過ぎた夏に思いをはせようとサマージュースを注文したが、記憶に残っていた味と違っていたのはなぜだろう? ちなみにサマージュースを自分に教えてくれたのはある女性。
 彼女は今でもサマージュースを飲んでいるのだろうか。

 帰りも友人と散歩しながら帰宅した。くっきりというよりは暑く感じた陽射しの中を。
 それでも気の置けない友人とつまらない話題に時間を費やすことができたのは幸せな一時だった。

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今日の写真のモデルは、初めましての七瀬 ゆいさん。さくらフォト撮影会にて撮影。

過ぎ去った夏を思い出にかえることができるだけ

 迷走していた台風14号を昨日から気にしていた。
 今日の午前中につまらない約束を弟と交わしてしまっていたから。
 その約束とは彼と彼の妻だった二人が住んでいた部屋から荷物を持ち出すこと。今年の初夏に新婚夫婦が住み始めたばかりだった部屋のあとかたづけ。

 六月初旬の平日のある日、その部屋に遊びに行くと新婦だった彼女へ自分が口にしたことが遠い日のような気もする。
 結局、その時から彼女には会っていないし、これからも会うことはないのかもしれない。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 そんなつまらない理由のためか、朝から身体は重かった。台風が近づいていたので気圧が低かったことも多少は影響していたのだろうが、勢力はかなり落ちていたので気分的なことの方が大きかったような気がする。
 それでも約束していた9:30までに実家へ着いた。
 車で向かう途中にあることに気がついてしまったが。弟の手伝いだから迎えに来てもらっても少しもおかしくないことに。

 弟の車でレンタカーを借りに行くと、一つだけラッキーなことがあった。店員が素敵な女性だったことだ。黒のパンツが似合っていた。
 弟に彼女のことを誉めると否定はしなかったので、万人受けするような美人だったのではないか。

 そのレンタカーショップにはカラオケボックスが併設されているが休業中だった。まだ緊急事態宣言下であることを確認させてくれた。
 ハイエースのバンに乗り換えて弟たちが住んでいた部屋に向かった。
 目的地は名古屋市北区。西区との区境近いエリアだった。地下鉄の駅まで歩けば10分ほどらしいが、その付近には自分は全く土地勘がほとんどなかった。

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今日のお散歩ショット。

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 初めて部屋へ入ると淀んでいた。
 女性が数週間ほど前まで住んでいた気配を感じなかったのはなぜだろう?
 心地よくない匂いだけは残っていたのに。
 部屋で犬を三匹飼っていたからかもしれない、と弟は口にした。

 運ぶのが大変だったのは、リビングに置いてあった机。脚もしっかりとしていて玄関を抜けるのが面倒だった。
 新婚だった二人が一緒に買った、その新しい机。
 配達されてきた時には弟は仕事で、彼女が一人きりだったそうだ。

 新居から運び出した荷物は可能なかぎり、二軒のリサイクルショップで引き取ってもらったが総額で5,000円にもならなかったようだ。

 弟たち二人にとって、この夏はどのように記憶されるのだろう?
 コロナ禍で夏の思い出が残せなかった人が多い中、何かしらの記憶が残せただけ幸せに思えるかもしれない。
 それはずっと後になってからなのかもしれないが。

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今日の写真のモデルは栗本紗奈さん。

机の広さ

 先日、仕事先で席替えが行われた。来月からメンバーが増員されるので、そのスペースを確保するためだとリーダーは席替えの理由を説明した。

 約一年前の同日に着任した20代の男性エンジニアとはずっと隣同士だったのだが、席が離れることになった。
 彼とは20歳以上も年の差はあるが同じ作業をすることもあって、今の仕事先で一番コミュニケーションを取っていた。ちょっとした寂しさもあったしが、彼は自分と距離を取ることができたのでホッとしているかもしれない。

 ちなみに新しい席はぽつんと一軒家。
 来月からは両横に年配者と若者に挟まれることになるらしいのだが。二週間以上はこのままのようだ。

 しばらくはスペースを広く使えるので机の下にあったキャビネットを横に出した。
 キャビネットと机の高さは10㎝以上も違うのだが、仕事をするスペースが広がったような気がする。
 机の上にはデスクトップマシンと液晶モニターが二台あるので窮屈さを感じることもあったから。

 気分よく仕事をしていると自分の近くの席になったプロパー社員が次のようなことを口にした。袖机が使用できるのは課長職以上であると。キャビネットなので袖机はないとは付け加えてくれはしたが。

 彼に悪気はなかったのかもしれないが、こちらとしては嫌みとして受け取れないこともなかった。
 だが、自分は気にしてしない。そればかりか、そんなルールを定めた組織とその組織に縛られている彼のことを心の中で馬鹿にさえしている。

 人や作業内容によって適切なパーソナルスペースに違いがあるはず。
 何台もの液晶モニターを置いた広い机で仕事をするのが好きな人もいるだろうし、こぢんまりとしたスペースでノートパソコンの小さな液晶モニターだけを見つめて作業をする方が集中できる人もいるだろう。

 それを作業車の要望ではなく、組織内の序列で使用できる机を決めるなんて滑稽だ。
 経営者たちは組織の生産性を上げることに興味がないのだろう。

 ひょっとして、課長や部長の机に憧れている若い社員はいたりして。
 社長の机はどれくらいの大きさなのだろう? 机があまりにも立派でも社長室、否、社長の風貌が冴えていなかったらそれこそコメディだ。

 オフィス内で座る椅子も会社内の役職で定められていたりして。
 ちなみに自分が付与されているのはパイプ椅子ではないが、使い込まれてかなり疲れている。
 高さの調節ネジがおかしくなっていて、自分の体重でだんだんと下がってくる。
 たまにダイエットを意識させてくれるが、効果が現れていないのがせつない。

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今日の写真のモデルはNanakoさん。