淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

9回裏2アウトランナーなし

 今日は第4金曜日。世間で少しだけ騒がれたプレミアムフライデーだが、その単語はあまり目にしたり、耳にしなくなってきた。
 マスヲにとっては定期的に続けている、たったひとつのボランティアの地域の夜回りの日だ。

 最近、木の芽どきのせいもあってか過去の交通事故の怪我の影響か肩や右背部の調子が良くない。
 夜回りが無ければ、最近よく通院している接骨院に行きたかったが、夜回りに間に合わない可能性があるために我慢した。
 帰宅してから夜回りの集合時間まで1時間以上あったので、テレビを点けてケーブルテレビのチャンネルに変えてドラゴンズの応援だ。

 今日はナゴヤドームでのスワローズ戦で原樹が先発していて、ドラゴンズは点が取れずに苦しんでいた。
 ドラゴンズは小笠原が先発で観戦はじめたときには2点取られていたが、自炊して食事している間もなんとか2点取られたまましのいでいた。

 あまり試合が動く気配がなかったので、トイレットペーパーなどの雑貨品を近くのドラッグストアに買いに行きたがったが、集合時間まであと30分ほどになっていた。
 あわてて行って、事故でもしたらつまらないのでそのまま野球観戦を続けた。

 集合時間の20時が近づいてきたので、テレビのスイッチを切り集合場所の公園に向かった。
 先に2人ほどの年配の男性が見えていて、マスヲのあとにひとりの主婦のかたが見えた。
 しかし、時間になっても肝心のリーダーが来ない。
 夜回りのグループは2班に分かれているのどが、マスヲたちの班のリーダーは町内会長だ。

 年配の男性が電話をしても出ないらしい。何回か電話をして、マスヲたちも世間話をしながら5分ほど待っていたのだが、リーダーしか夜回り道具の格納してある倉庫のカギを持っていないので、だれからともなく今夜は解散にしようという提案がされて、あっさりと解散になった。

 なんか気が抜けたような気持ちになりながらも、マスヲは気持ちを切り替えてドラッグストアに車を走らせて、買いたかった雑貨を買った。
 ドラッグストアから戻ってテレビのスイッチを点けたら点差はまだそのままだった。
 寝そべってテレビを見ながら、こんなことなら接骨院に行っておけばなどと考えていたら、試合のテンポは早くてあっという間に9回裏まで進んだ。

 9回の裏、スワローズは守護神の秋吉がマウンドに上がった。
 ドラゴンズは打順よく1番の京田からだったが2番の亀澤まであっさり倒れた。
 そして2アウトランナーなしとなってしまった。
 今日は負けかと思っていたら、するとそこから3番の大島がヒットを打つ。4番のビシエドが2塁打で続く。
 そして、ここで最近調子を上げてきている5番のゲレーロだ。
 2アウトだし、敬遠されるかもしれないと思っていたらヤクルトバッテリーは勝負を選んだ。

 するとゲレーロもヒットを放ち、セカンドランナーだったビシエドも捕手のタッチをかいくぐり同点になった。
 9回裏の2アウトランナーなしで、負け試合かとぼんやり見ていたら、連続3安打で同点に追いついた。
 そして、次の打者の藤井だ。1塁ランナーはゲレーロから荒木に交代された。
 荒木は好きだが、ここで逆転できずに延長戦に入ることを考えると、ゲレーロのままのほうが良いのではと思いながら見ていた。

カウントはフルカウントになった。
フルカウントになったときにボールと判定された球はストライクと判定されてもおかしくない高さだと解説者は解説していた。
 フルカウントから藤井がバットを振ると、打球はフェンスに直撃してサヨナラヒットになった。
 フィールドではしゃいでいるドラゴンズの選手を見ていると気分がよかった。
言葉だけは、野球は9回裏2アウトからと言って何かと激励の比喩にも使われたりするが、実際は野球でもなかなかお目にかかれない。

 藤井のヒーローインタービューを見ていた。
 最高の幕切れの殊勲者だから、何か面白いことでも言えばいいのにと思っていたが、気の利いた言葉はなかったがそれも彼らしい。

 彼のインタビューが終わって外を見ると、強い雨音がしたので、外を見るとしっかりと雨が降っている。
 夜回りは初めから雨が降っていれば中止になるが、途中から雨に降られたかもしれないことを考えると今夜はこれでよかったかもしれない。