淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

出戻りから3日目

 書きそびれていたが、実は先週の土曜日の午前中にマスヲが以前所属していた同人誌を主宰している方の自宅を訪問していた。
 当初の目的は「振られた女性に連絡すること」で触れた次回の同人誌の合評会に参加するために、同人誌を受け取るためだった。

 実はこの主催されている方はマスヲの文章を書くことである師であるかたであり、「祝・淡白宣言50日継続企画 マスヲが文章を書くようになったわけ」でマスヲがカルチャーセンターの講座を受けたときの講師でもある。

 訪問した際に1時間ほどいろいろと懐かしい話をしているうちに、最初は合評会を見てから考えようと思っていた同人誌への復帰を一気に決めてしまったのだ。
 気分よく出戻りを許して頂いて師であり、同人誌の主宰に感謝している。

 マスヲは今年の木の芽時くらいから、数年前のもらい事故の古傷の調子が悪くなってきたので接骨院に通院している。
 施術が確かなこともあって近所での評判も良いために診察までに待たされることが多いので、その時に読んでいる本を持って通院している。

 土曜日、主催宅を去った後にその接骨院に通院した。
 その際に、先生にいつもと持っている本が違うことを指摘されたので、マスヲは同人誌であることを説明し、同人に出戻りしたことを話した。
 すると先生から同人誌に参加するメリットを質問された。
 ないですね、とマスヲは笑いながら即答した。
 理由を聞かれたので以下のデメリットを上げた。

  • 自分の好みで無い作品や文章力や構成などがつたないために読みにくい小説やエッセイを読まなくてはいけないこと。
  • 読んだ作品をお互いに批評する合評会に参加した際は苦労して読んだ作品に意見するのだが、その仕方によっては作者に嫌われてしまうことだ。(過去には泣き出してしまった作者や批評された内容が気に入らずに退会してしまった同人もいた)

 先生も冗談半分に何もいいことないですね、と笑いながら施術をしてくれた。ほんとですね、とマスヲも笑いながら施術を受けていた。

 同人に戻って3日目の今日までになんとか次回の合評会で扱われる作品の7割ほどの初読みは終わったので、少しほっとしている。
 以前は合評会までに作品に目を通すことが苦痛でしょうがなかったからだ。

 全体的な印象として以前マスヲが所属していた時よりもどの作品も読むのに時間がかからなかった。
現在同人誌に参加している方たちのレベルが当時よりも高くなっているためなのか、マスヲの読むスピードが上がっているのか、それとも以前より内容に入りこまずに手を抜いて読んでいるだけなのか、理由は今のところわからない。

 今日も接骨院に通院し、同人誌を持っていることを先生に言われた。
 施術中にぼんやりしていたら同人誌に参加していたころのメリットに気が付いた。

 同人の構成は職業や年齢や性別も様々だ。当時のマスヲは20代だったが、他の同人は圧倒的に様々な面で当時のマスヲよりはキャリア積んだ方たちばかりだったが、彼らの前で批評をしなければならなかったために、まず度胸がある程度ついたことだ。器の小さなマスヲにとっては大きなことだろう。

 もうひとつのメリットは話術の向上だ。
 合評会はある日曜日の昼下がりに、休憩時間もなく3時間にもわたって行われる。
 いくら趣味の集まりであってもマスヲ自身も途中で眠くなることや集中力を欠くことはしょっちゅうだった。
 なので、マスヲはなるべく皆が眠くなったりしないように工夫して意見するように心がけるようになった。
 ユーモアのセンスがあるとは言えないけれど、無理してでも話の最初に笑いを取りにいったり、わざと前の批評者と逆説的な意見を強調するなどの工夫をした。

 あとはその作品の会の中での批評のバランスをとることにも気をつけた。
 マスヲはお銚子ものなのでけなされるよりは褒められる方が好きだが、普通の人も大半はそうだろう。
 難が多い作品だとどうしても厳しい意見が続出することが多くなる。そんな時でもできるだけ良い点を見つけ出し、そこを強調したりもしたと思っている。

 今回はひとつの作品を除いては、作者は知らない人ばかりでどんな人が書いたのかお会いするのも楽しみになってきた。
 そんなことを考えたり、書いたりしていると10年以上ぶりにでる合評会が楽しみになってきた。