地元では今日が夏祭りだ。朝から祭りの準備をしてきて先ほど帰ってきた。マスヲは昨年組長だったので、昨年の組長が夏祭りを来年の組長が秋祭り手伝うことが地元の慣習として決まっている。もちろん、組長は両方手伝わなければならない。マスヲは昨年の組長で2回目の組長を務めたが、やはり何かと雑務が多くて煩わしかった。
祭りの準備として男手が一番必要とされるのはテント張だ。子供獅子の宿*1が近所の公園となっているために、学校の運動会で使われるようなテントを2張用意するのだ。
今日、手伝いに参加したらあきらかにマスヲが最年少の男性だった。そのせいか他のメンバーから秋祭りの手伝いも依頼されたほどだ。女性はマスヲより若い人が何人もいたが、何故男性は出て来ないのだろうか。初めは仕事か仕事で疲れているのだろうかと考えていた。
すると、今自宅の目の前を子供獅子が通って行ったが子供たちに付き添うようにして、何人もの父親が歩いていた。どうやら出て来れない理由がある訳でもなさそうだ。
子供獅子が終わった後はテントの下で懇親会が行われるが、今日は副業先で人が足りためにそちらは辞退たせてもらった。
昨年は組長だったので定期的に開催される組長会議に出席したが、会議で何度か組長の定年について議題に取り上げられたが、その度に議長である町内会長が何も決められず先延ばしにしていた。
ちなみにマスヲは組長の定年制に賛成したいが、定年の年齢によってはマスヲの組では半数くらいが組長を務められない。
実際、マスヲの両隣の御主人は80歳を超えていて、しかも足が悪くなっているために歩く速度も少し遅くなっている。今日の準備にも姿を見かけなかった。それはそれでいいと思う。こんな暑い中、80歳を過ぎた人に負担をかける方がおかしいのだから。
マスヲがこの町内に住みだしてから夏祭りも秋祭りも、子供獅子の参加者も懇親会の出席者も増えている。
そのことを町内会長を含めた町内会の執行部の人たちは喜んでいるようだ。
マスヲも祭りの参加者が増えるのは良いことだと思っているが、今のままの祭りを含めた地元の行事の運営方法と組長などの関わり方を考えて行かないと遠くない未来に立ち行かなくなってしまうと考えているが、口には出していない。
年配者が年下の者に口を挟まれたら面白くないのもわかるので、なるべく口を慎んではいるのだが性格もあるのでそれもなかなか難しい。
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