昨日、久しぶりに駅前である人物を見かけた。地元の選挙区から選出された自民党の市会議員が辻立ちして駅の利用者に声をかけていたのだ。
彼には以前同じ場所でマスヲがお願いしたことがあったが、そのことについての連絡が3か月以上経過しているのに何も連絡がなかったことを先日このblogで書いたばかりだ。
hatehatehahaha.hatenablog.com
挨拶しながらこちらから依頼してあった内容の経過について尋ねてみた。するとしばらく彼は思い出せないようだったが、気がつくと第一声は次の言葉だった。
失念しておりました。彼は次の言葉も続けた、申し訳ありませんでした、と。
彼が正直に答えてくれたのは公人としての最低限の資質であるとは思うが、3か月も前のことを依頼主から再度問い質されない限り思い出せなかったということは気にかかる。
マスヲはいくつかの業種を渡り歩いてきたが、そのすべての業界でも同じようなことをしたら、自社や相手先に対して許されない状況になることは目に見えている。
呆れながらも経過を以前渡した名刺のメールアドレスへの連絡をしてくれるように再度お願いをしてその場を立ち去ろうとすると、議員はさらに驚くことを言い出した。念のためにまた名刺を頂けないでしょうか、と。マスオなんかに腰をかなり低くして。通り過ぎる人たちに2人のやり取りは見られていただろう。乗車予定の電車の時間も近づいてきたので2枚目の名刺を渡してその場を離れた。
通勤電車の中で考えた。同じ人物から名刺を2度もよくもらえるものだと。仕事上では当然のこととして、遊びに行ったラウンジ、キャバクラやガールズバーなどの気になった女性スタッフに何度も名刺をもらうことなんてマスヲには出来ない。一度会った彼女たちの名前だって間違えないように気をつけているのに、だ。
昨夜、メールチェックをするとその議員からのメールが届いていた。朝依頼したことがその日の内に返信ができるなら、何故3か月以上も放置されていたのかという疑念が湧いたがメールを開いて文面を見てみた。
参考までに送付されてきた文面の一部を以下に掲載する。
『朝は、声をかけて頂き、ありがとうございました。失念していまして失礼しました。
さっそく、上下水道局に料金のクレジット払いの導入に関する検討状況について問い合わせました。
上下水道局の説明では、新たにクレジット払いを導入した場合、初期費用と手数料費用が発生することから、費用負担の増大が懸念されるとのことです。
またその他にも、より利便性の高いクレジットの申し込み方法やクレジット情報の管理等も課題としてとらえており、今後、調査、研究を進めて行くとのことです。
上下水道局も現時点では、クレジットの導入を慎重に検討するとしていますが、このような要望があることを真摯に受けとめるべきであると考えておりますので、私からも、今回いただいた意見を踏まえ、上下水道局に申し入れをさせていただきました。
どうぞよろしくお願いいたします。』
彼に依頼したときには名古屋市水道局のHPを見た上であることを説明したはずだったのでそのことを覚えていたのかが気になった。
参考まで名古屋市水道局HPのよくあるご質問に寄せられた回答の一部も以下に掲載する。
『現時点では本市の上下水道料金のお支払いについて、クレジットカードは、ご利用いただけません。
クレジットカード支払いのお取り扱いは、口座振替払いと比較して1件あたりの経費が高いため、将来に渡って経費が増加すると予想されます。
クレジットカードの利便性は私どもも理解しておりますが、当局の事業経営に与える影響も懸念されることから、クレジットカード支払いのお取り扱いについては、当面、見送らせていただいております。
ただし、クレジットカードによる上下水道料金のお支払いにつきましては、これまでにもご要望をお寄せいただいており、引き続き、お客さまのニーズに合わせた料金のお支払い方法として慎重に検討してまいります。』
よくあるご質問《検索結果詳細》 | 名古屋市上下水道局
名古屋市上下水道局HPより
彼は議員である前に自民党の地元の支部長の役職についている。役職者であればただの自民党員よりも、自民党総裁の安倍晋三が掲げる政策に対して理解している必要があるはずだ。
アベノミクスが掲げる成長戦略の中でクレジットカードの使用をより促すという政策があるのを彼は知っているのだろうか。知っているのであれば自民党員の役職者としてより真剣に上下水道料金のクレジットカード払いについて取り組んでもらいたいし、知らないのであればそれ以前の問題だが、どうなのだろう。
ちなみに民進党の市会議員からはこのblogを書いている現在まで連絡はない。
もし、この状態で自民党と民進党の2人の現市会議員しか立候補者がいないために2人から選挙で選ばなくてはならなかったらマスヲはどうするだろう?