淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

双子のガールフレンド

 今朝、通勤時に乗換の駅で双子の女性を見かけた。20歳前後で学生に見えた。しかも、上下ともお揃いの装いで程よい距離感で真横に並んで歩いていた。これで残念な容姿だったらみっともないだけなのだが、自分は目を奪われた。
 おそらく彼女たちも外見にはそれなりに自信があるのだろう。そうでなければ2人で着る物を併せるようなことはしないはずだ。
 彼女たちを見かけたことで思い出したことがふたつある。

 ひとつは村上春樹のエッセイだ。彼が若い時のエッセイの中で双子のガールフレンドが欲しいと書いていた。そのエッセイを読んだ時は自分の想像力が乏しいせいかあまりひっかかるものがなかったが、今朝そのことを思い出した。
 もし、彼女たちと3人で食事をしたり、街を歩いたりできたらそれだけでどんなに気分が高揚するだろう。日常と切り離されたような気分で時間を過ごすことができるはずだ。
 2人を見かけた駅は今の現場に限らず、現場が名古屋市内であれば乗換に良く使っている駅なのだが、彼女たちに気がついたのは初めてだ。
 彼女たちがその駅を利用したのはたまたまなのか、それとも今まで何度か自分とニアミスしているのだが気が着かなかっただけなのかどちらなのだろう?
 明日から、しばらくは小さな朝の楽しみが出来た。

 もうひとつ思い出したことは、双子のある同級生だ。小中高と双子の何組かと学校で机を並べたことがあったが、女の子は1組だけだった。だが、2人とも美人だったことを覚えている。
 しかも、その双子とは姉妹とそれぞれクラスメイトになったことがあるし、妹と同じ高校に進学した。

 自分が卒業した高校は県立ではあるが自宅からふたつの市を跨いだ場所にあるし、電車で通学すると私鉄からローカルな第3セクター鉄道への乗換が発生することもあって通学に1時間以上かかる。
 そのせいで、地元の中学からはその高校へ進学したのは10数人でそれほど多くなかったこともあって、彼女とは通学時や学校などで顔を合わせても挨拶やちょっとした会話くらいはした記憶が残っている。
 今思い返しても、姉ではなく彼女と同じ高校を選択してくれたことが良い思い出になっている。姉ももちろん魅力的だったが少しクールな感じがして、ちょっと話すのにも緊張したからだ。
 妹は逆にチャーミングなタイプだった。笑顔が印象に残っているし、その笑顔がより彼女を魅力的に見せていたのはもちろんだが、その表情のおかげで不器用だった多感だった思春期の自分でもあまり緊張しないで話すことができたとことを覚えている。
 高校を卒業してから、彼女たちの噂をほとんど聞いたことが無いが元気でいてくれると嬉しいし、そうであって欲しいと思っている。