淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

北酒場① 【飛騨・信州路の冬のひとり旅 その2】

 昨日のblogを書いた後、パソコンでインターネット検索をした。キーワードは『高山』、『キャバクラ』と『ガールズバー』で。だが、それらしい自分の知りたい情報が出てこなかった。
 せっかく愛知県から他県に来たのだから、魅力的な女性に1人でも多く会いたいし、会話を楽しみたい。愛知県は男性からしたら結婚適齢期の男女比率が全国ワースト1だから。
 実は高山の市街地に泊まるのは初めてだ。名古屋からだと高山市内目的だけの観光だとどうしても日帰りになるし、他の観光地とセットで周る時はどうしても他の温泉街などに泊まることが多くなる。飛騨地方には有名な温泉が多いせいだろう。

 ホテルのフロントで街歩きの地図と辺りの様子を聞いた。ホテルから高山駅までは思っていたよりも近い。歩いても15分ほどのようだ。駅に向かって歩けば、自分が遊びに行きたいような店が見つかるかもしれないと期待してホテルを出た。
 ホテルの右手にはスナックビルがあり、正面へ伸びる通りには居酒屋が連なっている。灯りが点いていない店もある。時間は18時を過ぎたばかりだからなのか、営業を辞めてしまったのかわからない。金曜日なので定休日ということはないだろう。

 5分ほど歩くと雰囲気の違った場所に出た。屋台村のような感じのところに。いくつかの店があるが時間がまだ早いせいかお客のいない店の方が多い。自分が気に入るようなこれといった店がなかなか見つからなかった。
 ある角の店にお客が3人座っているのが見えた。おでん屋さんのようだ。寒い高山で熱燗を呑みながら温かいおでんをつつくのも悪くない。入店することにした。

 カウンター内で50歳くらいの小綺麗な女性が店を切り盛りしていた。とりあえずビールを注文すると口取りに数の子が出てきた。今年の正月は食べていなかったせいもあって美味しく感じた。おでんの大根とこんにゃくと串カツを注文した。自分はおでんを食べながら酒を呑むのが好きだが、この店のおでんは残念ながら特筆すべき味ではなかった。おでんを肴にゆっくりとビールを飲み干した。次に地酒の熱燗を注文した。銘柄は『山車』。

 自分以外のお客は1組のカップルとサラリーマン。カップルはあまり会話がなかったので、夫婦かもしれない。自分が駅の方に向かいたいので情報が欲しかったので話しかけた。彼らは駅の方から来たようだ。彼らも愛知県から来ていて、今日は高山に泊まって明日は白川郷に行くらしい。
 彼らは他の店に移るのか会計をお願いしていた。注文したつまみが一品食べきれなかったようで自分ともう1人の男性に託された。
 彼らが出ていくと自分とサラリーマン風の男性2人になってしまった。
 果たしてキャバクラかガールズバーに辿りつけるのか。まだ、高山の宵ははじまったばかりだ。(つづく)