淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

産まれる時も死ぬ時も

 新年度になって3日が過ぎた。昨日は2018年度になって最初の勤務日。といっても、特に変わることなく午前中が過ぎようとしていた。

 お手洗いに行くために、席を立ってタコ部屋を出るとエレベータ前で何人かが立っている。奇妙に思いながらも、お手洗いから戻って、タコ部屋に戻ったときにある掲示が目に入った。掲示によると今年度から、お昼休みが変わっていたのだ。11時45分から12時45分までに。
 急いで自席に戻り、仕事を続けていた同じチームのメンバーに知らせた。
 すると自チームの紅一点は次のように言ったのだ。誰も知らせてくれないなんて寂しい、と。
 自分はおどけて次のように答えた。産まれる時も死ぬ時も1人だから、と。

 自分も少し寂しさを感じていた。自チームに彼女が参加してから、ちやほやしている男性が2人いることを先日のblogに書いた。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 そのうちの1人と先にエレベータ前ですれ違っていたからだ。すれ違ったときに自分に何も言わないのは構わない。こちらも彼を好意的に思っていないので、出来れば少しでも接点を持ちたくないからだ。
 だが、男として自分が多少でも興味を持っている女性に対して優しく出来ないことが、自分には引っかかる。彼にはある種の感情が欠如しているのだろうか。

 昨日から、お昼休みが切り替わったために他のチームでも気がつかなかったメンバーは多かったようだ。タコ部屋名物の人間チャイムなる、口頭での報告がお昼休みの始まりを告げなかったから。
 だが、お昼休みの終わりには人間チャイムが復活した。

 ちなみに、自チームのメンバーはタコ部屋に移ってひと月が過ぎたが、未だにEメールが使えない状態だ。
 仕事をする上での情報の展開と共有が進まない。メンバーの勤怠情報どころか、昨日のようなお昼休みの変更などの告知さえも漏れてしまっている。そんな人間たちが情報処理技術者と名乗っていることは、とんだお笑い草だろう。

 人が産まれる時はともかく、死ぬ時は独りだという大事なことを改めて教えてくれたのは父親だ。
 死にたいが独りで死ぬことが怖いために、誰かを巻き込む人も居る世の中で、当たり前だが彼はそんなことはしなかったし、望んでいなかったと思う。
 生前元気なころは陽気で明るかった父親さえも、誰かを誘うことなくたった独りで旅立ったのだ。
 今日、4月3日は父の命日。