淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

我々は地道にやるだけですから?

 今、外は雷をともなった強い雨が降っている。ガラス窓を閉めていてもしっかりと、雨音も聞こえてくる。
 窓を開けると雨が降り込んでくるので、我慢して締め切っているために、少し蒸し暑い。今年も梅雨入りしたことを感じはじめた。

 久しぶりに残業したこともあって、帰宅が少し遅くなった。定時で帰宅していれば、雨も弱かったのでそれほど濡れることはなかったかもしれない。
 だが、自分が残業をして遅くなり、自宅最寄りの駅に着いた時には土砂降りの雨。傘を持っていなかったので、ドブネズミのように濡れながら自転車で帰宅した。帰宅したら、全身ずぶ濡れになっていた。

 同じ駅でも、今朝は晴れていた。梅雨の晴れ間だったのかもしれない。
 最近、あることがきっかけで起床時間を早めている。といっても10分くらいだが。
 最年少のガールフレンド*1と自分の娘が、驚くような時間に起きていることを、最近知った。小学校三年生と一年生の女の子が6時30分より前に起きていることに自分は刺激を受けた。

 たった10分かもしれないけれど、朝の10分はつくづく大きいことを改めて思い知らされた。
 朝食を食べる時間もゆったりできるようになった。音楽をかけながら朝食を取ることも増えた。朝食後のコーヒーもほぼ毎日、最後まで飲み干すことができる。
 乗車する電車の時間は変えていないが、通勤にも少し余裕が持てるようになったので、今日ある人物に自分が気になっていることを聞くこともできた。

 ある人物とは地元の選挙区の自由民主党公認の市会議員。ときどき、朝の通勤時間に最寄りの駅で辻立ちしている。
 今朝も駅前でビラを配りながら、駅の利用者に声をかけていた。
 彼に挨拶をして、ビラを受け取りながらここ最近、聴いてみたかったことを聞いてみた。安部さんのことをどうお思いですか、と。
 我々は地道にやるだけですから、と間髪入れずに言葉を返してきた。そして、彼は続けた。我々みたいな下の人間には………、と。

 ほんの少しだけ時間に余裕があった気もするが、駅改築のために遠くなったホームまで走るのも嫌だったので、続きの言葉は彼に投げかけなかった。

 通勤電車の中で市会議員から受け取ったビラを読みはじめた。最近は、駅で辻立ちしている候補者からは党名党派を問わず受け取って読んでいる。彼のビラを読むのにかかった時間は5分もかからなかった。
 そのビラには自分が市政、国政問わず気になっていることの答えに繫がるようなことは何も書かれていなかった。今回も。

 市会議員は言った。『我々は地道にやるだけ』と。我々とは誰のことを指しているのだろう? 私ではなく我々と彼は口にした。
 また、『地道』に何をするのだろう? 彼がすべきことはいろいろあるはずだ。彼は市会議員でもあるが、自由民主党の党員でもあり、地元の支部長も務めているからだ。ここ最近の内閣支持率を知らないのだろうか。

 彼は安倍晋三のことを聞いたときに、下の人間と言った。人に上下をつける思想を持った人間が政をする資格があるのだろうか。
 民主政治という政体は、ボトムダウンではなくボトムアップであると自分はまだ信じている。

*1:自分を好きと言ってくれる友人のご息女