最近は、書きたいネタが多すぎて『高嶺の花』の感想が遅くなってしまった。今夜の22時に9話の放送があるのに、その直前に8話の感想を書くことになってしまった。
8話の感想についてのタイトルをつけるのに迷った。他の候補はいくつかあったが、最終的な候補はもうひとつ。その採用しなかったタイトルは、全ての女性は芸術家。
今回採用したタイトルも採用しなかったタイトルも含めて、8話は名台詞に溢れていた。しかも、ほとんどが風間直人役の峯田和伸のものだった。
また、香里奈と峯田和伸の掛け合いも自然で、見ていて微笑ましかった。
今回一番気になった点は、石原さとみがバラを湯船にうかべていた入浴シーン。セレブ感を強調した設定だとしても、バラのお風呂は流石にやり過ぎだろう。笑ってしまった。
あとは、毎度おなじみの小日向文世の演技。今話も台詞の抑揚の付け方などが、わざとらしく感じて仕方がなかった。
そのせいか、普段は気になる千葉雄大の演技が、今話ではそれほど気にならなかったほどだ。彼の演技にそれほど期待しなくなったからかも、しれないが。
そのせいか、きょんちゃんこと芳根京子の演技は相変わらず素晴らしく思えた。
今日のblogのタイトルにしたのは、峯田和伸が今話で口にしたものだ。
神宮兵馬を演じる大貫勇輔に、ヒロインである石原さとみを抱き抱えながら、捨て台詞のように言い放った。そのシーンは2回見ても格好よかった。
話は少し脱線するが、自分は30歳のころにバックパッカーをしていた。
その際に何人もの思い出深い人物に出会ったが、その中の1人のことを思い出した。
その1人とは歴史を大学で専攻する男子学生。彼は将来、教壇で歴史を教えることを目指していた。
教壇に立ったときのために、少しでも多く歴史の舞台になった場所を訪れることを目的に、世界を旅していると話してくれた。
そんな彼とはマレーシアのクアラルンプールで出会ったのだが、世界3大仏教遺跡について語り合った。中でもボロブドゥールとアンコールワットについて、熱く話し合ったことが思い出深い。
彼は歴史を語る時と同じように、熱く語ることがあった。女子高生のことだ。彼は女子高生が大好きだった。それもあってか、彼には口癖があった。その口癖とは、『女子高生は芸術品』。
今話で風間直人が口にした台詞、『全ての女性は芸術家』を聞いて彼のこと、また当時旅したことを思い出した。
話を元に戻そう。今日放送される、9話も含めてあと2回で最終回。物語はどんな終わりを迎えるのか。
それまでに自分は何度失笑させられ、何度心を動かされるのだろう? 石原さとみと芳根京子のどちらに、より魅力を覚えるのだろう? あと、2回が楽しみだ。