淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

彼岸の朝顔とクチナシ

 シルバーウイークが終わる。先週の3連休こそ、土日に大阪と京都を訪れたが、今週の3連休は副業先のラーメン屋で毎日働いていた。彼岸はただ働いて過ごしただけで、特記することはあまりない。

 自宅からバイト先までは自転車で通勤している。以前は車で通勤していたのだが、ある理由があって自転車に変えた。
 お店までの行き帰りに小さな川がある。川沿いにはちょっとした土手があり、草木が生い茂っている。
 そんな草木の中で今、咲き誇っている花がある。その花とは彼岸花だ。
 どういうわけだか朝、店に出かけるときよりも、仕事が終わった昼下がりの方が、自分には綺麗に見える。何か科学的な理由があるのだろうか。

 今日の早朝、父方の祖父祖母と父が眠っている墓地にお参りした。ラーメン屋で働く前に。
 7時過ぎに墓地を訪れると、他の墓参者はほとんどいなかった。
 水汲み場には、ある張り紙がしてあった。先日の台風21号の被害により、陶器やガラスなどの湯飲みや茶碗などで割れたものを管理者が片付けたことを。今後は花立ても含め、割れ物を墓地に置かないで欲しいことも書き添えてあった。
 幸い、淡泊家の墓標には割れ物は置いてなかったので、管理者に負担をかけてはいないだろう。

 昨日、母親が花を供えてお参りしたことを聞いていた。その際に、花立ての水が減っていたら足して欲しいと、言われてもいた。
 花立てを確認すると、水位がかなり下がっていたので、継ぎ足した。昨日の日中、気温が高かったせいもあるだろう。
 水やりが終わると手を合わせた。心の中で、先日妙心寺に参拝したことを父に語りかけるようにして。

 帰宅すると、家の庭で朝顔が綺麗に咲き誇っていた。真夏にはほとんど存在感を見せなかった朝顔が、初秋になって盛期になっている。
 温暖化が続けば朝顔は夏の花ではなく、秋を代表する花として認知されるようになるのかもしれない。
 ただ歳時記では朝顔は夏ではなく、秋の季語になるらしいのだが。

 朝顔が咲き誇っている庭を眺めていると、クチナシの花が咲いていた。しかも、しっかりとした大きさの花が一輪。
 クチナシの花に近づいても、特有の香りはほとんどしなかった。
 今年のおかしな気象状況の影響か、クチナシは明らかに狂い咲きだと思うのだが、その一輪に続いて咲く花はあるのだろうか。
 これからの気象状況にも、もちろんよるだろう。今のところ来週の天気予報は、秋雨前線の影響か雨や曇りがちの日が多そうだ。