淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

お年玉

 午前の遅い時間まで二度寝していた。昨夜は友人と、手羽先と親子丼で有名な鳥開総本店*1を足がかりに、日付が変わるまで呑み歩きをしていたので、午前中はまったりしていた。洗濯などを済ませたあとに。
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 すると、施錠がしてある玄関を強引に開けようとする音が聞こえてきた。そんなことをする人間は空き巣か、自分の身内の1人しかいない。音を立てていた主は、泥棒ではなく母親だった。

 母親が今日、自分を訪ねてくるのは知っていた。今日は母方親戚の新年会だったから。主催者は母の弟になる叔父で、毎年それなりの店で自分たちをもてなしてくれる。今日の料理も前菜でのびるや鹿児島から取り寄せた新タケノコを出してくれた。
 会は13時から、集合は叔父の自宅にその20分前と連絡をメールで受けていたので、午前中はのんびり過ごしていたのだ。

 玄関を開けると、せっかちな訪問者は言った。寝てたの、と。この言葉と玄関を力任せに開けようとした態度に、自分は一気にヒートアップ。寝ていて何が悪いか、というようなことを母に感情を込めて返球した。
 再びベッドに潜り込みふて寝した、自分。親の前だからか完全に子供だ。

 10分ちょっとのふて寝の後、着替えて起床した。そして、最近毎朝の習慣になっているストレッチを行った。
 母親とはあまり口を聞きたくなかったが、必用に迫られてあることを尋ねた。お年玉のことだ。

 新年会には毎年、自分の従兄弟も出席する。叔父夫婦の息子2人と叔母の一男一女だ。今年は叔父の長男と叔母の長女しか顔を見せなかったが。

 従兄弟は皆、自分よりも一回り以上年下。叔父の息子2人はちょっと前まで学生だった。それまでは新年会で会う度にお年玉を渡していた。
 自分の器が小さいせいか、従兄弟が従兄弟にお年玉を渡すのは少し変な気がしていたのだが、結局彼らが社会人になるまで渡し続けた。
 叔母の長女は結婚していて、娘が1人いる。自分の娘の一つ年下だと思う。

 母に相談したかったのは、自分の娘と年齢の近い彼女にお年玉を渡すかどうかだった。従兄弟の娘にまでお年玉を払う必要性を自分は感じないからだ。しかも、今年は娘にさえ自分は渡していない。

 妻からスキーウエアから小物までを新調したので、そのレシートの束を手渡されて金を請求されたからだ。その合計金額は22,885円。妻の意表を突く攻撃には慣れているとはいっても、この金額の請求と理由には流石にたじろいだ。
 結局支払ったが、スキーに行った時に娘に昨年のクリスマスとお年玉代わりだと説明した、いや弁解した。

 母親の答えは自分の考えていた通り、渡すことだった。自分もある意味では、そうするつもりだった。母や弟が渡さないのに自分だけが手渡すと、おかしなことになりかねないから確認したかったのだ。

 自分の娘とは違って小学校低学年にも関わらず、女子力の高さを見せつけるような容姿の彼女に会うとすぐに、お年玉を手渡した。
 するとその後に、驚くようなことが起きた。昨年か一昨年までお年玉をあげていた従兄弟2人から、自分の娘へとお年玉をくれたのだ。彼らのおかげで、正月らしいほんのりとした気持ちにさせてもらった。

*1:ちなみに自分はこの系列が好きではありません。接客のレベルも高くないし、味も他の手羽先を売りにしている居酒屋と大差がないし。その割には値段は高めでコストパフォーマンスが悪いから。