淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

ピンハネしているのなら

 朝から昼過ぎまで在宅していた。自宅のちょっとした電気工事を業者に対応してもらう際の付き添いのために。室内工事なので、誰かが在宅する必要性があるからだ。独り住まいの自分にとっては、頼める人もいない。
 昨年末に業者に見積もりをお願いしたのだが、必用な部品が在庫にないために、年越しになったのだ。
 工事が必用な部分は浴室の配線。普段、浴室は自動換気になっているのだが、今の時期のように寒さが厳しいときなどはタイマースイッチで一定時間、換気を停めることが出来る仕組みになっていた。そのスイッチが故障してしまったのだ。

 スイッチが故障してから、入浴中に寒さを時折感じる。特に夜間や早朝の入浴中には。入浴ならばまだ我慢できるが、そんな状態でシャワーだけで済ますのは我慢大会に出場するようなものだ。当然、1日でも早く修理したいと思っていた。
 昨日、業者からの連絡で修理に必用な部品が揃ったことがわかったので、最短でいつ対応してくれるのかを確かめた。先方は今日対応できると答えてくれたので、お願いすることにした。11時くらいから作業ができる見通しであることも聞いていた。

 自分は今、本業のシステムエンジニアとしては地元の大手電力会社のプロジェクトに参加している。中間に、地元の大手私鉄連結子会社であるシステム会社を挟んで。
 自分が所属しているような中小零細のソフト会社、システム会社と呼ばれるような組織に所属している社員の多くは、二次受け三次受けとして大手の会社先で働くことがほとんどだ。
 そのことに対して不満や不信感を積み重ねて耐えられなくなり、自分と同じ業界から去って行ったエンジニアを何人も知っている。

 昨夜、業者とのやり取りが終わるとすぐに、自分の会社から見たお客の会社に電話した。日本で3番目になる私鉄子会社のリーダーに。事情を話して今日の出勤が遅れることの了承を得たのだ。
 ガラッパチで仮面社畜の自分でも、それくらいはする。一応、社会人の端くれだから。

 朝9時過ぎに業者から電話があった。11時30分にお邪魔すると。
 今日は朝からいい天気。洗濯などをしながら業者を待っていたが、時間を過ぎても来なかった。代わりに、オフィスで自席の右に座るリーダーからメールがあった、13時までに来られそうか、と。まだ業者が来ていないので、難しいことを伝えると、すぐに返信があった。彼の会社から見たお客様、大手電力会社の担当者がヤキモキしていると。
 メールでは埒が明かないと思って、こちらから電話をかけた。自社から電話や電話代の手当は出ていないので、通話代金は自分の持ち出しになる。

 大手電力会社の担当者が気にしている内容をひとつずつ聞くと、たいした内容のものはなかった。というか、間に入っている会社のリーダー共々、普段から自分の仕事のことを把握していれば、全く不要の電話だった。
 自社からそれなりの金額をピンハネしていることは、IT業界のビジネスモデルのひとつであるから、そのこと自体は否定しない。例え偽装請負に当たったとしても。
 中抜きしているのならばそれ相当の仕事、それなりのマネージメントをして欲しいと考えているだけだ。