淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

車通勤と父の日

 午後、入社の面接に行ってきた。自分が住む、隣町まで。面接を受けた会社の本社所在地は、公共交通機関の駅から遠いので、車で向かった。
 仮にその会社で働くことになれば、毎朝夕に車で通勤することになる。距離にすれば10㎞ちょっとだが、混雑する道を走らなければならないので、高速を使わなかったら60分では通勤できないだろう。今日の日中ですら、60分近くかかった。

 今まで働いた職場の中で、車で通勤したことは何度かあるが、今となっては自分を褒めたい。満員電車での通勤もしんどいが、いざとなれば立ちながらでも眠ることはできる。
 だが、車だと自分で能動的に行動しない限り、職場まで辿りつけないからだ。よくもまぁ、そんな徒労感を感じることによく耐えることが出来たと思う。

 今日、面接に行った場所は最後に車通勤した職場、ある総合病院の近く。その病院で働いていたころは、まだ妻子と一緒に住んでいた。
 妻の要望で毎朝夕、高速を利用して通勤していた。職場での拘束時間が長い妻に変わって、家事に時間を少しでも割くためだ。食事の支度のほとんどは、自分が行っていた。
 ある意味、そのことには感謝した方が良いのかもしれない。今、独りで暮らしていても、自炊などの家事に困る事がないのだから。

 面接を受けたあとには、すっかり疲れ切っていた。まっすぐに帰る気がしなかったので、寄り道をした。寄り道先は、友人が営んでいるフラワーショップ。面接先からは車で10分ちょっとの距離だった。
 店に入ると先客が居たし、自分が滞在していた30分ほどの間には何人かのお客が来店し、ひっきりなしに電話もかかってきていた。
 どうやら、父の日が近いことが関係していたようだ。

 自分が生花の業界で働いていたころは、母の日に比べると父の日の存在感は薄かったが、その当時とは少し違うようだ。
 当時、母の日に贈る花としてカーネーションは定着していたが、父の日には黄色いバラをプレゼントすることを業界的に慣習化しようとしていたが、あまり上手くいっていなかった。
 今は、ヒマワリをプレゼントすることを業界的にはプッシュしているようだ。
 同じ黄色い花でもバラよりはヒマワリの方が、なんとなく父親のイメージに近い気がする。

 不完全な父親である自分はそのことを物語るかのように、父の日に娘からプレゼントされたことがない。自分の誕生日にも。
 身から出た錆だから仕方が無いが、この先に娘から何もプレゼントされないかもしれないが、それは今後の自分の振る舞い次第だろう。
 ちなみに、自分の誕生日は父の日に近い。

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初夏に似合う、ミニヒマワリ。