今日の記事のタイトルは、昨日1日で撮影した写真の枚数だ。カメラの連写機能を使っているとはいえ、我ながらよくもそんなにシャッターを切ったと思う。
当初の予定ではさくらフォトの撮影会に参加して、砂月蛍さんの制服姿のポートレートを撮るつもりだったが、天気を考慮して午前中の私服の部に申し込んだ。
彼女の魅力を撮り切れたかどうかは、自分の技量だから仕方がないが、彼女のおかげで楽しく撮影できた。
撮影場所は栄の東、東新町に近い場所にある公園。偶然だが、自分が某電力会社の仕事をしていた時に、自作弁当を1人で食べていたあの公園だった。
正直、その時の仕事は楽しいことが少なかったので、弁当を食べていたことも、あまりよい思い出になってはいなかったが、蛍さんとポートレートを撮影したことで、この公園が素敵な思い出の場所に上書きされたと思う。
過去は変えられないが、過去の価値はどんな風にも変えていくことができることを久し振りに実感した。 午前の私服姿の部は参加者が少なかったことと、彼女の人柄のおかげで慌てずにマイペースで撮影できたのもよかった。途中で何度もレンズを交換したほどだ。
そんな中、午後からの制服での撮影の部にはまだ定員に余裕があること、撮影が終わるまでは雨が降らないかもしれないことを撮影中に話していると、自分の考えが変わった。彼女の制服姿のポートレートも撮りたくなってきたのだ。
参加していた9時から10時30分の部が終わると、スタッフにそのことを伝えた。 制服での撮影が行われたのは14時から。時間があったので一旦帰宅して、昼食を食べた。食後にシャワーを浴び、着替えて撮影場所である矢場町の集合場所に向かった。
集合場所に着くと驚いた。雨がいつ降り出すかもわからないような梅雨空だったのにも関わらず、カメラマンは定員の7名だったから。
ポートレート撮影が好きな男性カメラマンにとって、制服姿の女性を撮ることに魅力を感じる人は多いのだろう。
午前中と違って蛍さんを撮影する時間は限られていたが、得るものは多かった。他人の構図やモデルさんへのポージングの要求、他のカメラマンとの会話などなど。
この文章を書いている前に、昨日の撮影会の様子がSNSに掲載され始めていたので、いくつかのショットを見たが自分がまだまだのレベルだということをつくづく痛感させられた。 撮影会が終わった後に、久屋大通庭園フラリエに立ち寄った。園内でスナップ写真を撮りたかったからだ。
睡蓮が咲いている池の縁で、男性カメラマンが女性をモデルにしてポートレートを撮っていた。
カメラマンは自分が考えているような絵になっていないようで、自身の思いをモデルに説明しているのが聞こえてきた。モネの睡蓮のようなイメージで撮影したかったらしく、そのイメージをモデルにも抱いて欲しかったようだ。 彼の話しぶりが上から目線だったこともあって失笑してしまい、ファインダーから視線を外すとモデルと目が合った。彼女も彼の言動に笑いをこらえていたように見えた。
今後ポートレートを撮るときには、モデルさんに失笑されないようなコミュニケーションを取りたいと思えた、瞬間だった。