昨年、一昨年と同様に今年も大晦日に『七味五悦三会』で一年を振り返りたい。
『七味五悦三会』とは江戸時代の人々が大晦日に家族同士で、七つの美味しかったもの、五つの楽しかったことや嬉しかった思い出、三つの新しい出会いを語らいながら過ごす風習のことだ。
今年の七月一日に上半期を振り返っているので、上半期から変わったことを中心に書き綴りたい。
以下が今年上半期の『七味五悦三会』の記事になる。
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まず、七味。
昨年は七味に満たなかったが、今年は美味しいものに縁があった一年であったことがはっきりとした。上半期から追加になったものについてひとつずつ触れたい。
黒霧島EXは近所にある焼鳥屋で味わった。自宅から歩いて行ける距離、味も悪くなくて値段もそれなりなので、数年前から焼酎のボトルを入れている。
その店では普段、麦焼酎の『いいちこ』か、芋焼酎の『黒霧島』を選んでいる。
呑んでいたボトルが切れた時に、店の大将が声をかけて勧めてきたのが『黒霧島EX』。
今までそんなことはなかったし、大将が下戸なのでよっぽどのことだと思ってその言葉に乗ったのだが、間違いではなかった。
『EX』の二文字があるかどうかで、味が全く違う。芋焼酎の味わい深さはそのままに、透明感があるのだ。普通の焼酎であればお湯割りが好きだが、このお酒だけは水割りで味わいたい。
『黒霧島EX』のボトルが切れたとき、同じボトルを入れようとしたらなかったので、今の自分のボトルは『黒霧島』。気のせいか減りが遅い気がしている。
洋梨のミルフィーユを食べたのは11月。
仕事終わりに突然、甘いものが食べたくなってHARBSに足を運んだのだがきっかけだった。詳細は以下の記事に書いたので省略する。
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次は最近、友人が日本酒を片手に自宅に遊びに持ってきれた時のお酒。美味しいからといっていたが、その言葉に偽りはなく、味は期待以上だった。
名古屋市内で醸造されたものだそうだが、銘柄はすっかり忘れてしまった。冷で呑んだので悪酔いしたということにしておこう。
最後は一昨日の29日に食べたばかりの、だし巻き卵。
伽門という初めて訪れた居酒屋で食べた。自宅から歩いて行ける距離に20年ほど前に裏路地に出来た店で。
ずっと気にはなっていたが先日、やっと行けた店だ。
友人と二人で訪れた時に繁盛していたが、料理の味がよかったので当たり前だろう。
近いうちにまた、足を運びたい。
次は五悦。
- 所属している同人誌で自作の小説が賞を受賞したこと
- 住宅ローンを完済したこと
- スノーボードが上手くなったこと
- 写真撮影にはまりだしたこと
- 灯油の移動販売の仕事を始めたこと
上半期からの違いはひとつだけ。
『会社と副業先のバイトも辞めたこと』の代わりに『灯油の移動販売の仕事を始めたこと』を選択した。
灯油の移動販売の仕事についてはいくつか記事を書いている。その中からひとつだけ以下に紹介しておく。
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最後に三会。
- 写真家の橘田龍馬
- delaの藤崎舞菜
- タレントの加藤凪海
今年の三会はかなり迷ったし、上半期から完全に入れ替わった。
全員が今年新たに興味を持った趣味、写真撮影に関連する人物だ。
写真を撮るようになってから、いくつかの教室でカメラ操作や写真撮影のことを習ったし、ある講座を新幹線に乗って大阪で受講したことも思い出になっている。
それ以外にもblogや動画サイトなどでもいろいろなカメラマンから有意義な情報をたくさん得たので、誰を選ぶか迷ったのだが、写真家の橘田龍馬さんを選んだ。
彼のポートレート講座を受けた時に、彼が口にした言葉が一番、響いたからだ。
その言葉とは次のようなものだ。写真には撮ったカメラマンの心情が写る。
実際、自分が最近撮ったポートレートに昔からの友人から自分の心情について、ツッコまれたばかりだ。
あとの二人は自分がポートレートを撮った時にモデルになってくれた人から選んだ。
モデルの一人目は地元のアイドルグループ、delaのメンバーである藤崎舞菜さん。
カメラの量販店、トップカメラが主催した大撮影会なるものに、気まぐれに参加したことで彼女と出会えた。五月に尾張旭市の森林公園で。
何人ものモデルがいた中で、最初にシャッターを切ったのも彼女だったし、一番数多くシャッターを切ったのも彼女だった。
この日の撮影会のことも、以下の記事に書いている。
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少し残念なことがある。彼女は看護学生。これから先のことを考えて、アイドルから引退するからだ。
自分にポートレートを撮る楽しさを最初に教えてくれた彼女をもう、ファインダーで捉えることができないかと思うと、幾分寂しいが仕方がない。
彼女のこれから先の道が上手くいくように、ただ願うだけだ。
最後の一人は、ななみんこと加藤凪海さん。
このblogでも何回か彼女のポートレートを掲載しているので、気になっている読者もいるかもしれない。
おしゃべりなカメラマンであるマスヲが、対面すると無口になってしまう数少ないモデルさんだ。
このことについても関連した記事を何回か書いているが、直近のものを以下に紹介したい。
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モデル一人を対象とする撮影会に初めて参加した時のモデルは彼女だったし、撮影会でこれまで一番多く会っているモデルさんも彼女だ。
来年も彼女の写真を撮り続けたいと考えている。ようやく最近になって、少しは目を見て話せるようになってきたので、より素敵に彼女を写真に撮れるのではと考えているが、どうだろう?
ここ数年の中で今年は、新しく出会った人物がガラッと変わったので選ぶのに苦労したし、後になって自分の選択に疑問を感じるかもしれない。
正直、カメラマンとモデルは読者に伝えたい人たちが他にも何人もいた。
また、今年は10年間副業として続けてきたラーメン屋を辞めて、写真撮影と灯油の移動販売を始めた年。新しく始めた仕事を通じて、知り合うことができた魅力ある人たちも紹介したかった。
七味五悦三会を通して一年を振り返ってみると、かなり充実した一年だったように思う。七味はともかくとして、五悦と三会は候補が多くて選ぶのが難しかった。
経済的には、大きな重圧を感じていた家のローンを払いきることができたのでホッとできた。
新しい趣味として写真撮影にのめり込むことができたのも、様々なものに対しての新しい視点でモノを見ることができるようになったのは、良かったと思う。
同人誌に再復帰して書いた小説がそれなりに評価されたのは嬉しかった。評価されるような作品を書けたのは、このblogを毎日書き続けてきた影響が大きいだろう。
blogを書き続けることができているのは、読者が居てくれてこそ。
オフラインでもオンラインでも、様々な意見やコメントをもらえるのは嬉しいし、その思いを逆に読者に伝えられない自分の表現力の無さが恨めしい。
贅沢を言えば、この一年で一作くらいは小説を書いておきたかった。
自分が所属している同人誌もいつまで続くかはわからないからだ。
一応、今年で創刊二五周年。周年パーティーに裏方として手伝ったのも今年だったが、もう既に遠い日のような気もする。
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