淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

母が使っていたガラケー

 ひとり暮らしがすっかり板についている。休みで家に居るときくらいは、一人きりで過ごしたいもの。
 だが、そんな時に限って自分の時間を誰かが侵してくる。
 昨日の日曜日も午前中から、自分のペースが乱された。

 洗濯物を干し終わってから、組長宅に向かった。町内会費を土曜日に、組長が徴収しに来たらしい。不在だったとメモがポストに投函されていたから。
 組長宅のインターフォンを鳴らしたが不在だった。
 代わりに三十歳前後の愛想のない女性が、応対した。
 町内会費のことを口にすると、おじいちゃんは居ないからと女性は言いかけたが、自分は言葉をかぶせた。3,000円を差し出しながら、預かって欲しいと。お金を渡せば、もう用はない。

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組長宅からの帰り道に撮ったワンショット。
 帰ってからしばらくすると、自宅のインターフォンが鳴った。表に出ると組長夫婦が門の前に立っていた。
 町内会費は払ったのにどんな用件かと思っていると、町内会費というキーワードを組長は口にした。ヤレヤレ。
 先ほど支払いに行ったことを口にすると、ちょっと表情を変えながら次のような言葉を口にした。散歩に出かけて家を空けていたから、と。

 組長夫婦が去ると居間に籠もった。パソコンに向かいながら撮影データの現像などをしていたが、邪魔がまた入った。次のお邪魔虫は母親だった。
 いい歳こいたオッサンに世話を焼きたいのか、それとも暇つぶしなのかはしらないが、自分を訪ねてきたのだ。
 母が来ること事態は、それほど珍しいことでもない。残念ながら。
 ただ、それが午前中だったのがいつもと違った。明確な目的があってのことだと思いなら、玄関を開けた。
 会話をしていると、携帯電話の調子が悪いというので、すぐにドコモショップに行くように提案したし、自分も付き添った。

 ドコモショップに着くと驚いた。考えていたよりもお客が多かったことと、軽自動車の割合が少なかったことに。
 流石、親方日の丸のドコモ。お金のあるシニアを上手くターゲットにしていることを見せつけられた。自分のようなお金に汲々としているヒラリーマンなんて、相手にしていないのだ。
 受付をすると接客までに二時間もかかると言う。仕方がないので、夕方に出直すことになった。

 夕方の6時に再び、母親と同じドコモショップを訪れたが、30分近くは待たされた。予約していたのにも関わらず。
 午前中に訪れた時、そのまま待たなくてよかったとつくづく思った。
 母が使っていた電話を調べてもらうと、修理できないことがわかった。型式が古かったからだ。
 母が使っていた電話は、生前の父が使っていたものだったことをその時に初めて知った。

 母が使っていた携帯電話の調子が悪くなったことを弟に話すと、助言されたことがきっかけだったとのこと。
 亡くなっていた父の電話が、誰にも使われずに残っていたからだ。
 父と母が使ったガラケーもついに調子が悪くなった。通話中、時折だが電源が切れてしまうらしい。

 修理できないものは致し方ない。母の決断は早かった。代わりに新しい携帯を買った。
 もちろんその携帯はiPhoneでもGALAXYでもない。シニア向きのガラホというやつだ。

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今日の写真のモデルは小鞠こまちさん。