このblogで自分が書いたことについて、二点訂正する。
ひとつは三月に政府から突如出された休校要請について。
ポテンヒットだったかもしれないと数日前に文章にしたが、コロナウィルスについての第一人者である岩田教授によると、そんなことはないようだ。
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プレプリントですがやっと出ました。日本の小中高学校閉鎖はCOVID減少に寄与した結果を出さず、という解析。結果の解釈は結構難しいので注意御覧ください。Was School Closure Effective in Mitigating Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)? Time Series Analysis https://t.co/Q338hOebaE
— 岩田健太郎 Kentaro Iwata (@georgebest1969) 2020年4月6日
もうひとつは昨日書いたばかりのことについて。
TOYOTAの本社工場で働いている友人のエンジニアが明日から、在宅勤務になったと先ほど連絡があった。
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昨夜から、久しぶりにある言葉をSNSでよく見かけるようになった。その言葉とは、名古屋飛ばし。
20代にとっては新鮮な言葉だろう、きっと。
愛知県知事は緊急事態宣言に愛知県が該当していないことを好意的に捉えているようだが、名古屋市長は逆のようだ。
大村秀章が愛知県知事に立候補したのは、河村たかしにそそのかされたのがきっかけだったと記憶している。
二人の仲が良かったのが、今では懐かしいくらい。
さて、その宣言が出された今夜。そんなときにこそじっくり耳を傾けたいと世の人たちが思うはずの二人が、今夕の同じ時間に会見した。その二人とは、内閣総理大臣と東京都知事。
同じ場所で会見することのリスクはわかる。だが、わざわざ同じ時間に会見する必要はあったのだろうか。
それぞれが互いに少しでも言質を取られたくないのではと、思ったのは自分だけだろうか。
緊急事態宣言は出されたが、今のままではこの状況を改善できるとは、自分はとても思えない。
今日の昼、ある友人とショートメールでやり取りしたが、その友人は自分よりもさらに、これからのことを悲観的に考えていた。
友人は自分たち国民のこれまでのことに、問題があったことをメールの行間に滲ませていた。
自己責任を容認させている世論。同調圧力に屈してしまっている国民について、絶望しているように感じた。
自分も彼とは同感する部分は多い。
TVのニュース番組などに出演している解説者などは、次のような言葉をこのごろはよく口にする。要請と補償はセットだと。このことに異論はない。
だが、多くの国民はそれなりに補償があっても、危険を賭して通勤電車に乗り続けるのではないだろうか。
何故、理屈で物事を考えられないのだろう? そのことが結果として、まわりにどれほどの迷惑をかけるかについての思考を放棄して。