淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

コロナ後の世界を想像する前に

 なんだかんだ言ってもほんの数日前までは、新型コロナウィルスのパンデミックは夏頃までには収束し、以前のような暮らしに戻ることができるのではないかとぼんやりと思っていた。
 この惨禍によって失うモノはあっても、それに等しいくらいのものを日本人は得ることが出来るのではないかと、楽観的に考えている自分さえいた。
 これを機に、社会全体でパラダイムシフトが起きるのではないかという期待もあった。

 だが、今の正直な自分の考えを書くと、新型コロナウィルスの国内の流行は、秋になっても落ち着くことはないのではないか。
 来年に延期された東京オリンピックはやがて、人々から忘れさられてしまうくらいに余裕のない状態になっていることが、想像に難くない。

 身近でコロナウィルスの重篤な患者を見かけるようになるのも、決して珍しくなくなるだろう。そんなに遠くない未来に。
 自分や今この文章を読んでいる読者が、亡くなっている可能性だってそんなに確率が低いとは、正直思えない。

 一応は内閣総理大臣によって、緊急事態宣言が発出された。だが、政府をはじめ権力者たちの振る舞いはこの通り。
 その中でも、自分が特に強い憤りを感じた政治家は二人。
 一人は新型コロナウイルス対策担当大臣の西村康稔、もう一人は自由民主党二階俊博幹事長。
 その理由は以下の発言だ。
www.tokyo-np.co.jp
mainichi.jp
 自分はもう、日本の内閣総理大臣には期待していない。
 政権与党らしく少しはましな政策や言動をする議員はいないものなのだろうか。
 それでも、そんな議員や内閣を信任したのは国民だという事実が益々自分をウンザリさせる。その国民の中に自分も含まれるからだ。

 今の状況での最悪なシナリオを自分なりに以下に記述する。
 六割が感染するという想定は、ドイツのメルケル首相が先月の11日に語ったことを根拠にした。
 日本国内の致死率は先月16日にWHOでの公表による2.9%を想定した。
 人口の六割が感染し、感染者の2.9パーセントが亡くなるという前提で計算すると、日本国内で200万人以上がコロナによって死ぬ可能性がある。

  120,000,000×0.7×0.029=2,088,000

 200万という数字は自分が住む街、名古屋の人口に近い。
 ここまで書いてきた文章が、未来になった時にまるっきり外れていたら、それはそれでラッキーだと思う。
 できれば、外れた方が嬉しい想定だから。

 だが、こんな状況にも関わらずに自身のライフスタイルを顧みない人間もまだまだ多く感じる。
 自分の近い距離に新型コロナに対して不用心なヤツがいる。自分は感染しないし、命の危険も全く感じていないことに、怒りを通り越している。
 そんな人物とは自分の実弟だ。
 彼の貯蓄は家を買えるほど。経済的に全く逼迫していないのに、仕事で他己承認を得ることしか興味がないように、兄からは見えて仕方がない。

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今日の写真のモデルは鹿乃ばんびさん。