自分にとって今、貴重だと捉えている情報のひとつは辻仁成のweb日記。
このblogでもこれまでに何回か触れてきた、『JINSEI STORIES』。
彼の日記を読み始めてからどれくらい経つのかはわからないが、そのころの自分は彼のファンとしてただ楽しんでいた。
彼が素晴らしい作家であることは言うまでもないが、今の自分は別の視点でも彼を見ている。その視点とは、新型コロナウィルスのせいで非日常を過ごしている先輩として。
彼が息子と住んでいるパリは、自分が住んでいる街の数週間先の未来なのではないかと、日々考えている。
コロナのことを考えている期間はフランス人よりも日本人の方が長いが、シビアな環境に置かれている時間は自分たちの方が短いだろう。
パリがロックダウンに入って1か月が過ぎたことを昨日の彼の日記で改めて知ったが、文中にはもっと気になることが書かれていた。それは、筆者である辻仁成の心の変調だ。
www.designstoriesinc.com
日記には次のようなことも書かれていた。『ロックダウンは3週間目あたりから精神状態が不安定になるから注意』、と。
日本で緊急事態宣言が発出されてからはまだ1週間ほど。
だが、自分が在宅勤務になってからは3週間が過ぎた。
家に籠っている暮らしになってから、20日以上が経過した。
平日は起床して朝食を済ますとすぐにパソコンの電源を入れる。その後、一応はパソコンの前には座るが仕事に身が入らないことが多くなってきた。
外の様子が気になって窓の外をぼんやりと見たり、無性に大声で叫びたくなったりするのも珍しくなくなってきた。
そんな時にふと思う。自分が自分とだけ戦っている時にも、もっと厳しい環境の中で他人のために働いてくれている人たちがいることを。
医療従事者はもちろんのこと、社会的なインフラなどに関わってくれているのは、自分の友人や知人にも少なくない。
自分にとって今できることは、それなりにしているとは思う。夜遊びが好きでも、ずっと品行方正に過ごしているし。
ただ、そんな自分の感情を乱すようなニュースが昨日もいくつかあった。
その中でも一番気になったのはアッキーの痴態。
bunshun.jp
彼女という存在は何なのだろう? アッキーだからと言われれば、それまでなのかもしれないが。