淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

マナー

 文章にする内容だけでなく、タイトルもなかなか決まらなかった今日。
 書こうとした内容も含めて迷ったが、タイトルに自分の嫌いな言葉を選んだら、筆が走りだしたのはどうしてなのだろう?

 モラルとかマナーなどの言葉を口にする人間のことを、どうしても好意的に見ることができない。
 ましてや、それがオフィシャルな場面であったならば余計に。

 マナーと言われて自分が直近で一番に腹が立ったのは、昨秋のこと。
 TOYOTA関連の仕事に関わった時、自分が所属しているチームリーダーからインフルエンザの予防接種を半ば強要されたことだった。ビジネスマナーだから、とそのリーダーは口にした。
 システムエンジニアとして自分のように客作で仕事をするというスタイルで働いていると、そのような理不尽なことを言われるのにも慣れてくる。
 というか、そんな働き方だけしか知らなければ、それが当然だと考えるようになるのが、普通なのかもしれないが。

 インフルエンザワクチンにはリスクがあることは一般的に知られている。怖がりで痛がりでもある自分は、当然のように注射嫌い。
 注射してくれる相手がよほどの美人でも、できれば避けたい。魅力的な女性の前で格好悪い姿は見せたくないし。

 そんな自分でもインフルエンザの予防接種を受けたことは何回かある。娘がまだ幼かったころだ。
 自分が重症化すると娘に感染するリスクが高くなると、妻から厳命されたからだ。
 そのころの自分が世の中で一番に恐れていたのは、間違いなく妻だっただろう。

 今日の昼休みに自宅近くのスーパーへ買い物に行った。
 仕事後だと来店客が多いだけでなく、他の人に何度も触られた商品を買う可能性が気になりだしたからだ。

 スーパーの入店前に入口に置いてあるアルコールで手を消毒することが習慣になってから、どれくらいが経つだろう? 1か月前の自分はまだ、そんなことを意識していなかった。
 だが、今では他の客が入口で手を消毒していないと、気になって仕方が無い。
 今の状況だと、他の客や店員に対してのマナーのひとつだと考えているが、そんな自分を斜めに見ている自分もいる。

 商品を買い物かごに入れてレジまで行くと、光景が変わっていた。レジ係の前に透明プラスチック製のシールドが出来ていた。
 前の客に続いて並んでいるときのこと。そのお客が支払いになったときに、小銭を出すのに時間がかかっていた。特に最後の一枚の硬貨を取り出すのに。
 そんなお客を店員は、どう思って見ていたのだろうか。
 時間がかかりそうなら、諦めてお札を差し出せばよかったのに。
 こんなご時世だから、互いのことを考えてスマートに支払いができるクレジットカードや電子マネーなどを使用するのも、マナーのひとつだと考えるのは自分だけだろうか。
 せめて、この惨禍が収まるまでの間は。

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今日の写真のモデルはまやさん。