淡白マスヲのたんぱく宣言 

40歳過ぎのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で毎日書くので気楽に読んでください。

物語性指向

 今から20年ほど前のこと。自分が小説を書きはじめたころの話。
 一昨年、出戻りした同人誌に参加したばかりのころ、同時期に一緒に同人になったメンバーに次のようなことを言われたことがあった。物事に物語を求めていると。
 そんなことを他人から言われたのは後にも先にもない。

 一人でいることが増えているせいか、このごろはそのことについて思い返すことが増えてきた。
 確かにかつての自分はあらゆる物事に対して、因果関係があるはずだと思っていた。原因があるからこそ結果がある、と。
 ものごとには物語が帰依していると、どこかで考えていた若いころの自分。
 振り返ってみると書きはじめたころの小説は、ストーリーが中心だったように思う。

 何作か小説を書く度に、自分の作品から物語性がなくなってきているように思う。
 ストーリーよりも場面毎に主人公が見ているもの、感じているものなどを読者に伝えたいと、思って書いていたような気がする。

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昨日撮った飛行機雲。
 そんな自分の変化にはいくつもの理由があるだろう。
 一番は結婚して赤の他人と一緒に生活をしたこと。
 また、いくつもの職種、職場を渡り歩いて様々な人に出会ったことも影響しているだろう。
 それらの経験から、人が行動するのには理由がないことを肌で知ったからだろう、きっと。理由ではなくて、目的のために人が動くことも。

 日々の暮らしの中で、自分の内面からは物語性が減り続けているのを感じる。
 新しい小説がなかなか書けないのも、そんなことが影響しているのかもしれない。

 逆に写真撮影にハマって抜け出せないのも、納得がいく。自分が写真に一番求めているモノは物語性ではなく、詩的なものではないかとぼんやりと考えるようになったから。詩のセンスなんて欠片もないのに。

 それでも再放送のTVドラマを見て、簡単に涙が流れてしまうのはどうしてだろう? ありきたりなベタなストーリーなはずなのに。
 逆に物語性を抑えて、TVドラマを作成することは可能だろうか。
 もし、そんなドラマが作成できたとしても視聴率的にはかなり厳しい結果になりそうな気がするが。

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今日の写真のモデルは真辺あゆみさん。