淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

非日常の中で少し変わった日

 朝早く起きたので一日が長かった。
 自分が設計を担当したシステムのリリース日だったので、今朝は7時から仕事を始めたから。
 すぐにわかるような問題は見つからなかったのは幸いだった。

 少し残業はしたが、17時前にはパソコンの電源を落とした。心療内科への予約を入れていたから。
 自分が受診を続けているクリニックは街中にある。公共交通機関を使うか車を運転していくかを迷ったが、後者を選んだ。コロナへの感染リスクを考えて。
 行きはともかく、帰りは完全に通勤ラッシュに巻き込まれると考えたからだ。

 自分が住む名古屋市の外れからだと目的地までは60分ほど。だが、今日は30分ちょっとで目的地まで着いた。往時の道は空いているとまではいかないが、走っている車の平均スピードが早かったように思う。
 コインパーキングに車を入れたが、他の車の利用はなかったのは以外だった。
 定時が早い会社であれば終わっている時間だったが、歩行者や自転車に乗っている人も少なかった。

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久しぶりにスマホにて。カメラを持って出かけないなんて、カメラマンとしての自覚が足りない……。
 考えたら緊急事態宣言後に初めて来た街中。平日、しかも月曜日にこれだけの人しか目につかないのであれば、経済へのダメージが深刻だと言われていることも、少しはわかった気がする。
 反面、新規の感染者が減っていることも少しは納得できた。

 予約時刻よりも早くクリニックに着くと、他に何組か患者が居た。
 受付にはアルコールが置かれ、コンビニやスーパーなどで見慣れたビニルシートで覆われていた。
 診察券と保険証を手渡そうとすると、係の女性から次のように言われた。感染リスク考慮のために下に置いて下さい、と。ある意味では当然だろう。
 たが、診察室にもビニルシートが用意してあったのには驚いた。問診はビニルシート越しに行われた。
 医者の後ろに見ていたいつもの街の風景が屈折していた。

 行きと同様にスムーズに帰れると考えていたが大誤算。普段と同様に混雑するべきところはほぼ全て混雑していた。
 結局、自宅まで1時間以上もかかった。正確に言うならば、自宅よりも少し手前のドラッグストアまで。
 街中ではいつもの喧噪は感じなかった。街に居る人を少なく感じたのに、帰宅ラッシュに自分が巻き込まれたのは何故だろう? 少なくなっている街中への通勤者の中で、車通勤に変えている人が多くなっているのだろうか。

 ドラッグストアで薬を待っている間、店内で欲しい物を見てまわっていると少し変化があった。
 マスクはほんの僅か、消毒薬はかなりの在庫があった。
 自分がコロナチキンになって必要以上におびえ、コロナ自警団になる寸前のところで引き返してくる間にも、時間が流れて状況が変わっているのを感じた。
 その変化が良いものか、一過性のものかはわからないが。

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今日の写真のモデルは宮本はなさん。