淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

届いたアベノマスクと立てこもり男

 目下、今年の流行語大賞を受賞するのではないかとも言われはじめているアベノマスク。
 今日になってようやく、我が家のポストに投函された。
 特別定額給付金の申請書、どちらが先に届くか興味を持っていたが、マスクの方が先だった。

 開封はまだしていない。外側から見るかぎりは汚れてはいないし、ゴミなども混じっていない。
 どこの会社が担当したのかも、外見からはわからなかった。
 見れば見るほどに何の変哲もないマスク。こんなもののために数百億円ものの税金が使われたかと思うと、虚しくなってくる。

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撮りがいはないにしても、あまりにも雑にスマホで撮影してしまった。
 自分の給料明細が電子化されたこともあって今月に支給された明細を繰り返し何度も見た。その度に怒りがこみ上げてきた。
 自分が身を削るような思いをして必死に稼いだ金額から、6万円以上もお上に差し出していたのを知ったから。

 給料明細が電子化されたのは今月で二度目。
 その2か月で、10万円以上も国に差し出しているのにも関わらず、その見返りを自分が少しでも受けたことがあるのかを考えてしまった。
 100年に一度と言われるような惨禍に見舞われても、組織員である自分たちを組織は少しも助けてくれないことがはっきりとした。
 質、スピードともに最悪だったことをたった2枚のマスクが現している。

 仕事が終わってから、通院を続けている耳鼻科の医院で診察を受けた。
 右耳は低音が少しだけ聞き取れるようになっていることが検査でわかったが、左耳は相変わらずに芳しくない。

 診察後、待合で会計を待っている間に点いているTVを見た。二十代後半の男性が母親を人質に、立てこもっていたことがニュースとして報じられた。
 その男性は、いわゆる引きこもりだったらしい。今の状況だったら賞賛されてもよい生活態度。
 誰かがほんの少しだけでも褒めてあげていたら、と少しだけ考えてしまった。

 人は自分以外の誰かを傷つけず、追い込まず、貶めることもなく生きていくことができるのだろうか。
 もし、そんな風に生きている人がいたら聖人と呼ばれるのだろう、きっと。
 言葉はあっても、実際に見たり触れたりしないものを信じなくなっている自分だが。

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今日の写真のモデルはMumeiさん。