淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

バーチャル

 五月もあと数日。
 今夜は五月の雨が降っているが、初夏の夜にしては空気がヒンヤリとしている。
 暖冬が終わって、四月からの平均気温は例年に比べると低いらしいが、自分は肌でも感じていた。

 今年は庭に植えてあるアスパラガスの収穫が少なかった。
 このblogを読んでいると、友人は空豆を食べたくなったらしい。
hatehatehahaha.hatenablog.com
 この記事を読んだあとの数日後の週末にスーパーへ探しに行ったら、時期が終わっていたと連絡されてきた。
 自分は空豆よりもスナップエンドウの方が好きだが、今年は味わう機会が少なかった。スナップエンドウから作る豆ご飯を作るタイミングも逃してしまった。
 鞘から手で豆を取りだして研いだ米の上に載せ、青臭さを抜くために少しのお酒と塩を加えて炊飯器にセットするだけのレシピメニューを。

 昨日で国内の全ての地域で、緊急事態宣言は解除された。
 振り返ってみると、緊急事態宣言が出されたことすら、本当のことだったのかと思うときが、ままある。
 幸いにも欧米に比べると新型コロナウィルスの被害が少なかったことが、逆に実感を奪っているのかもしれない。
 数ヶ月前のある日から時々、バーチャルな日々を生きている気がする。

 自分のまわりで在宅勤務をしていた友人たちは、少しずつオフィスでの勤務に戻りつつある。
 今日、聞いたところによると、自分の在宅勤務は最短でも六月第一週までは続くようだ。来月末まで在宅が続く可能性も、少なくないとも聞いた。

 お客と一緒に働いているオフィスは人の密度が高いので、なんらかの対応作が打たれる可能性が高いのだが、まだその対策案自体が決まっていないらしい。
 具体的には、執務している席の配置などを変えることなどが考えているようなのだが、小手先である感は拭えない。

 では、このまま在宅勤務を続けたいかと聞かれたら、答えは微妙だ。
 通勤に時間がかからないこと、昼食代が節約できること、嫌いな人間の顔を見なくてもいいこと、帰宅時に寄り道しないので小遣いを使わないなどのメリットはたくさんあるのだが。

 働いている実感がイマイチ、欠けるのだ。怠け者である自分が言っても、説得力に欠けるのかもしれないが。

 昨日、今まで面識がなかった人間と突然、オンラインで打ち合わせをすることになった。
 今の現場でのルールでは、ZOOMで打ち合わせをするときにはカメラをオフにしてもいいことになっている。カメラをオンにしていると、家の中が映ってしまうことが問題になったのかもしれない。
 名前も顔も知らない人間と、パソコンの画面を共有しながら声だけで仕事の調整をしたのだが、なんだかしっくりとこなかった。
 また、三月と四月の月末に離任者たちから挨拶メールを受け取った時も、奇妙な気持ちを抱いたことを覚えている。

 オッサンになった自分はすっかり感覚が鈍くなっているのかもしれない。
 時代の変化に合わせていく柔軟性が必要だと、わかってはいるものの。

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今日の写真のモデルはMumeiさん。