淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

オッサンたちの真面目な夜遊び

 若いころ、特に二十歳くらいのころは寝る間も惜しんで、夜遊びをしていた。
 遊び相手が、特別に仲が良い友人ばかりでなくても、日付が変わって夜が明けるころまで一緒に過ごしているだけで、何か特別なことが起きるのではないかと、ただただわくわくしていた。
 時には居酒屋、時にはカラオケボックス、懐具合が厳しくてお金がかかる場所へ行けない時には、牛丼屋や安いファミレスのドリンクバーで時間を潰したりした。

 24時間営業が見直され、深夜に営業を取りやめている牛丼屋やファミレスも珍しくなくなった。
 自分たちが若いころに深夜に時間を浪費することが出来た場所から、若者が追い出されている。
 今、時間と体力を持て余しているはずの彼らは、どこでそのエネルギーを消費すればよいのだろう?

 自分たちが若かったころ、定番の夜遊びとしてのひとつは深夜のドライブ。
 誰もが免許を取り立てだったこともあって、ハンドルを握りアクセルを踏むだけで楽しかった。
 ハイウエイを走るお金がないときでも、行き先には困らなかった。自宅から1時間ほど走れば自動車専用道路がいくつもあったからだ。

 昨日の夜、深夜ではなく夕方だったが昔からの友人と二人、隣県まで目的を持ったドライブをした。行き先は三重県四日市
 ちょっと前から噂になりだした工場夜景が撮れる場所まで向かった。
 工場夜景を背景にしたポートレートを撮ったら面白いものになりそうだと二人で盛り上がり、前ロケ気分で出かけることになったのだ。
 前ロケといっても、その地まで来てくれるモデルのアテは今のところ全くないのだが。

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せっかく行ってきたのに雑に撮ってしまった四日市の工場夜景。
 最近、誰かを助手席に乗せると話すことばかりに夢中になって、よく道を間違える。
 昨日は友人に車を出してもらった。
 ミッドシップのクーペはオッサン二人を乗せて、堤防道路から自動車専用道路を西に走った。

 目的地付近に来ると、友人が操作するナビを見ながら撮影できそうなポイントを話し合った。
 港に面した公園の駐車場に車を停めて、暗くなった中を二人で歩くと人気が少なかったこともあって、もっと遅い時間に夜遊びしているかのような感覚がした。
 実際は初夏の長い日が暮れはじめてから、それほどは時間が経っていなかったのだが。

 夜景だけのスナップを雑に数枚撮った後、スタンドを立ててLEDやストロボでの撮影も試してみた。
 LEDの灯りに虫が集まってきたのには、夏の夜を感じた。

 帰り道、コンビニに寄り道をしてもらった。喉も渇いていたし、お手洗いにも行きたかったから。
 店を出て車に乗り込む前に、買ったばかりの炭酸飲料水を一口飲んだ。
 停めてある他の車や、車から店に出入りする人々、コンビニの灯りなどをぼんやりと見ながら。

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今日の写真のモデルは真辺あゆみさん。