淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

蛍の光を見た後に

 先月末にヒメボタルが現れるという近所の公園にカメラを持って自転車で向かったのだが、見事に空振り。
 やっとのことで昨夜、そのリベンジをすることができた。今シーズン初の蛍の光をなんとか撮影することができた。
 昨年に何度か撮影に成功した場所で。その場所は岐阜県美濃加茂市の某所。狙った蛍はゲンジボタルだった。

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昨夜、撮影した今シーズン初の蛍。ちなみにISOは800。
 仕事を定時で切り上げて、車を車庫から出した。
 途中、ファーストフード店のドライブスルーに立ち寄って腹ごしらえをしながら先を急いだ。
 現地に着いたのは19:30過ぎで、ほぼ予定通り。
 車を停めてから蛍の撮影スポットまで三脚、カメラやレンズなどを背負って歩いた。

 撮影場所に着いても蛍の鑑賞に来ていたのは、自分以外では一家族だけ。
 暗くなりはじめてはいたが、黄色い光は小さいものも見つけることができなかった。
 時期がまだ早かったのかと諦めかけたが、せっかく来たので少しだけ粘ってみることにした。

 完全に暗くなると光がひとつ、またひとつと灯りだした。
 スマホで時間を確認すると20時過ぎ。
 まだ、シーズン序盤なのか蛍の数は少なかった。限られた光を集めてファインダーに収めようとするがなかなか上手くいかなかった。
 上手く行きかけている時に限って、通りすぎる車のヘッドライトに邪魔をされるということもあったが、仕方がない。
 自分には運も実力も備わっていないだけだから。

 今年は昨年と違うカメラで撮影した。昨年末に新しく買ったカメラを使ったのだが、期待が大きかっただけに少しがっかりもした。
 蛍は暗い中での撮影になる。新しいカメラのISO感度を上げたときのノイズの入りが思ったよりも多かったから。

 結局、昨年は全部で5回も蛍の撮影に挑戦した。今年は在宅勤務だが、蛍の撮影をするための時間がなかなか作れなかった。
 昨年は何故、そんなに撮影することができたのかを考えるとあっさりと答えがみつかった。
 昨年の今頃は、会社を退職してブラブラしていたことを思い出したからだ。

 仕事を放り出して時間だけがあっても、自分のしたいことが出来るわけではない。
 自分の欲求を満たすのに必要なお金を得るために仕事をすると、今度は時間がなくなってしまう。

 ワークライフバランスなんて言葉を聞き飽きているのは、自分だけではないはず。
 だが、その状態を変えようと本気で思っている人は世間にどれだけいるのかが気になった。
 決して自分一人だけで、状況を改善できるはずのものではないからだ。

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今日の写真のモデルはりなさん。