今日で六月も終わり、今年も半分が過ぎようとしている。
このblogで恒例となっている今年の上半期を『七味五悦三会』で振り返りたい。
例年は七月一日に書いているが、今年からは六月三十日にするつもりだ。
一年の総括である『七味五悦三会』を大晦日に書いているから。
『七味五悦三会』とは江戸時代の人々が大晦日に家族同士で、七つの美味しかったもの、五つの楽しかったことや嬉しかった思い出、三つの新しい出会いを語らいながら過ごす風習のこと。
この粋な風習を知るとすぐに好きになったので、上半期の終わりと大晦日にはこのテーマでblogの記事を書き続けている。
まずは七味。
『ブロンコビリーの《ウルグアイ産》炭焼き超厚切り熟成サーロインステーキ』はステーキ専門のチェーン店、『ブロンコビリー』のメニュー。
訳あって、ブロンコビリーの食事券が手元にあったので母親と二人、今月のある日にディナーを食べた。
母が自分で頼んだメニューに文句ばかりつけていたが、自分が選んだステーキには良い印象しか残らなかった。
『ヨセミテ・ロード リミテッド・セレクション シャルドネ』とは、セブンイレブンが提供する金のワインのひとつ。
1,000円もしないのに、値段を感じさせない味わいだった。関西の撮影会に所属していたポートレートモデルが自分に進めてくれたので、セブンイレブンに立ち寄った際に買ってみた。
男はどうしても素敵な女性の言葉には素直になる。
このワインは大当たり。大切に味わった。ワインを教えてくれた女性は今年の三月でモデルを辞めてしまった。そのことに感傷的になっていたのかもしれない。
以後、セブンイレブンで他の銘柄のワインをふたつほど買ったが、どちらにも関心はしなかった。魅力的な女性に勧められていないからだろうか。
今年の上半期は、新型コロナがつきまとうことが多かった。
三月末から在宅勤務になったこともあって、自炊する回数は格段に増えた。
『サバ缶とトマトのパスタ』はそんな状況の現れかもしれない。
新しく試した自炊メニューの中では最大のヒット作。
ネットで見てうろ覚えだったレシピで適当に作った最初が一番美味しかったのは何故だろう? 次は五悦。
- たんぱく宣言が執筆から四年目突入
このblog上で言うのも恥ずかしいが、本当にそれくらいしか思い浮かばない。
逆に言うと、それくらい今年の上半期は自分の心に影が差すことが多かった。新型コロナのことも大きかったと思う。
最後に三会。
残念ながら今のところ一人も思い浮かばない。
ポートレートを撮る際に何人かの素敵な新しいモデルさんと出会ったが、三人だけはどうしても選べない。
仕事はもちろんのこと、他の機会では素敵な人には出会えなかった。
今年の年末にはどうなっているのだろうか。無事に過ごしているのだろうか。
今年の下半期はここ数年の中では長くなりそうな予感がする。