自宅にある洗濯機はTOSHIBAのドラム型。妻の両親が嫁入り道具として買ってくれたものだ。
使い始めて20年近くになるが、調子がおかしくなったのは一度だけ。メーカーに訪問修理を依頼して、なんとか今も使えている。
ドラム型なので乾燥機能もついているが、ほとんど使ったことがない。
天候が悪い日が続いても妻は洗濯機で洗ったものを乾かさずに室内で干していた。
妻と知り合うまでは部屋干ししても、変な匂いが着かない機能を持った洗剤があることを知らなかった自分。
妻が実家に戻ってから、まもなく七年。
おかげですっかり独り暮らしに慣れた。
今さら他人の誰かと暮らすのは、自分勝手でワガママ過ぎる自分には、難しいだろう。
もし、誰かと一緒に生活したならば、相手はもちろんのこと自分もストレスで一杯一杯になるのが目に見えている。
子供が産まれてからは、自分が着たものは自分で洗濯するように妻から命令された。
それから今までずっと一人分の洗濯を続けているし、死ぬまで続けることになるだろう。
それまでに何回かは、洗濯機を買い換えることにはなるのだろうが。
今週は雨が続いたので晴れる日まで我慢しようと思ったが、それも昨日まで。
部屋干し覚悟で洗濯機を回したら、干している最中に雨が上がったので、洗濯物をベランダに移した。
仕事中に洗濯機を操作したり、洗濯物を干したりできるのは在宅勤務のメリットのひとつ。
在宅勤務を始めたころ、気が小さくて変に真面目なところがある自分には、思いつかなかったことだった。
だんだんと怠惰な方へ自分が流されていくのを感じているが、そんな自分を人間臭いとも思う。
新型コロナの影響を受けて明らかに洗濯機の稼働率は上がった。洗剤が減っていくペースも速くなっている。
往復の通勤で3時間もかけていた三月までだったら、かなりの負担だった。在宅勤務の今だからこそ、できている気がする。
マスク、ハンドクリーナー、アルコール消毒液、小麦粉やホットケーキミックスなどが新型コロナの影響で売り上げが上がったようだ。洗濯用洗剤もそうではないだろうか。
今、自分が何かの株に投資をするならば、それらの製造や販売をしているメーカーに着目するかもしれない。
洗剤の消費が落ちる日がくるのを、望んでいる自分がいる。七夕を過ぎても天の川が見えない梅雨の夜更けに。