淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

ヒマワリにまつわる徒然

 かなり昔の話で恐縮だが自分が小学校のころ、今から40年ほど前のこと。
 小学校の一学期に理科の授業のカリキュラムとして一年生はアサガオ、二年生はヒマワリ、三年生はヘチマ、四年生はジャガイモを育てることになっていた。
 五年生と六年生も何かを育てたのかもしれないが、今となっては覚えていない。

 アサガオだけは一人一鉢を育てることになっていたし、夏休み中に観察することが宿題にもなっていたので、夏休み前には重い鉢を抱えて帰宅しなければならなかった。
ちびまる子ちゃん』のアニメで、似たようなエピソードを見たときに微笑ましく思ったのは、自分だけなのだろうか。

 二年生になるとクラス全員で花壇のヒマワリを育てて観察することになったので、一年生のころよりは楽だった。
 当時、自分が通っていた小学校は一学年に6クラスあったのでマンモス校だった。学内の敷地は広かったが、四つの鉄筋コンクリートの校舎が連なっていた。
 ヒマワリを育てていた花壇の南と北には校舎がそびえていた。ヒマワリは校舎に挟まれていたが南側とはかなり距離があったので、それなりに花は陽を向くことができたのではないだろうか。

 話は逸れるが、小学校の五年生になったときに分校が出来た。自分たちの学年ではニクラスが新しい学校へ移動になった。
 開校される前に、机や椅子を自分たちで歩いて運んだことをなんとなく覚えている。
 そんなことを生徒にさせて、と今だったら文句を言い出す親が現れるかもしれないが、少子化が加速している現状では気にしなくてもよい問題なのかもしれない。

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名古屋街中の夕暮れ。

 10年ほど前、岐阜市内のほぼ中心で働いていたことがある。柳ケ瀬商店街の非公式キャラクターだったヤナナちゃんが活躍していたころに一年間。
 勤務先は柳ヶ瀬の近くにあって、昼食はもちろんのこと夜もよく通っていた。
 そのころの柳ヶ瀬のアーケード街は空き地が目立っていたが、今もそれほどは変わっていないだろう。

 夏が過ぎ去ろうとしたころ、その空き地で奇妙な光景を見かけた。
 ビルに囲まれた敷地内に、花も蕾もつけることないままヒマワリが立っていたからだ。
 高さは相当なもの。少なくとも自分は完全に見下ろされていた。
 結局、そのヒマワリが咲いているところを自分は見ることがなかった。

 柳ヶ瀬のビルの間のヒマワリが生えていたその場所は今、どうなっているのだろうか。
 敷地一面にヒマワリが咲き誇っているなんてことはないだろうが。
 もし、ビルの谷間に綺麗な花が咲いていたら、少なくとも自分は目を奪われるだろう。

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今日の写真のモデルは宮本はなさん。