昨日の午後に、我らの首相がまた仕事を投げ出すことが報じられた。その後には友人の幾人かから、SNSでのメッセージやメールなどが届いた。
シンゾウくんを自分が快く思っていないことが知られているからだろう。友人の何人かはこのblogも読んでくれているので、そのことになんらかの文章を書くのではと思われていたのかもしれないが、今日は別の話題について書き綴る。
このblogを書きはじめてからずっと首相だった彼については、考えていたことや思っていることが多々あるので、改めて別の機会に文章にするつもりだ。
昨夜は久しぶりによく眠れなかった。
日が暮れてからだが、それなりの距離を歩いたので身体は疲れていたし、眠気は近づいてきてくれていたのだが。
エアコンなしで寝るのには風もなく、蒸し暑かったこともあるだろう。
だが、一番の理由は翌日の歯医者への通院。いい歳にしたオッサンが恥ずかしいが、怖がりの痛がりのために歯の治療を受けるのが大の苦手。
寝ようとしても、翌朝に待ち受けている歯科医で起こるであろうことが、次々と浮かんできて気が休まらなかった。
今回の治療は最低でも10回以上は通院しなければならないことが主治医から告げられていたから、なおさら気が重くなっていた。
ベッドに横たわっているだけでも気持ち悪い汗をかいた理由は、蒸し暑さだけではないだろう。
夜更けに一度シャワーを浴び直したほどだ。
昔から怖がりではあったが、最近は霊的なことに恐怖を覚えることは減ってきた。加齢によって想像力が衰えたことも影響しているのかもしれない。
それでもなんとか二時ごろには記憶がなくなったが、6時過ぎには目が覚めてしまった。
当り前のように目覚めは悪く、ぼんやりとしているし身体は重かった。
予約時間の9時に歯科医に着くと、駐車場には他の患者の車はなかった。
ドアを開けると、先に居た患者は一人だけ。そのクリニックは予約せいだが、混雑していることが多い。
土曜日なのにこんなに閑散としているとは思わなかった。
治療室に呼ばれて診療台に座った。もう、まな板の鯉なので、さすがに腹をくくった。
自分の主治医は女性でマスク姿だけでなく声までも魅力的。そんな彼女が治療方針を優しく説明してくれた。タブレットに映っている患部のレントゲン写真を指し示しながら。
治療が始まると恐怖は感じたが、痛みはなかった。あまりにも酷い虫歯の再治療なので、対象の歯の神経が過去に抜かれているかららしい。
ただ口を開けて座っているだけなのだが、無駄な力が身体中に入っているためか、すぐに疲れを感じはじめた。
初回の治療はなんとか終わった。週に一度しか治療を受けられないので、10回以上の通院を繰り返すためには三ヶ月はかかる。
眠りに落ちにくい夜が、まだしばらくは続きそうだ。