淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

変わっていくこと変わらないでいること

 台風14号が迷走している。発生した当初は自分が住む街に近づく予報も出ていたが、日本列島に上陸することなくUターンするようだ。
 それでも、昼過ぎまでは冷たい雨が降り続いていたので、洗濯をしたが部屋干しすることになってしまった。

 午前中は歯科医に通院し、その後は自宅で先週の土曜日に撮影したポートレートのデータを現像していた。
 昼食を挟んで現像が終わるとスキー板、スノーボードとカメラを車に積んで出かけた。
 最初に向かった先は上飯田。中学校のころは友人たちとよく一緒に遊びに行った名古屋市北区にある下町だ。

 当時の体力だと、自宅から自転車で飛ばせば15分ほど。裏道や矢田川沿いの道を必死にペダルを漕いだものだ。
 自分たちが住んでいる区を超えることもあり、上飯田の街に行くだけでワクワクした。
 ダイエーがあり、その敷地内にはドムドムバーガーがあり、ちょっと個性的な釣具屋が二軒あった。

 中学校のころに友人たちと自転車で何度も訪れた思い出の地へ自分が向かった理由は、明日の前ロケのため。自分が参加することになっている撮影会の開催地になっているからだ。
 上飯田に着いてすぐに気がついた。思い入れがある場所ほど、わかっているつもりになってしまうことに。あると思っていた店が消えてしまっていたから。
 イオンが消えていたのだ。かつてはダイエーだったが、多くの他の店舗と同様に看板が掛け替えられたことは見届けていたし、そのままずっとそこにあるものだと思っていた。
 白い壁に囲まれた敷地内では、土曜日なのに工事作業車が動いていた。跡地には何が建つのだろう? また、イオンが出来るのだろうか。
 小綺麗でおしゃれなイオンモールが建ったとしても、自分の思い出が消えてしまった感は拭えない。
 その近くで変わらないものは、有名なパチンコホールくらい。それでもかつて自分が通ったころに比べれば、格段に客は少なそうだった。

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イオンがあった正面付近。歩いている人もまばらだった。

 自宅へ帰る前に、スキー板とスノーボードのチューンナップをお願いしてきた。
 昨年こそメンテナンスをお願いしなかったが、これまでには何度もお世話になっている。
 店主によるとウインターシーズン終盤からしばらくは自粛していたらしい。そんなこともあってか、今年はスキー板とスノーボードの依頼数が少ないとのこと。
 おかげというのは変かもしれないけれど、自分が受け取りたいと考えていた12月後半には十分に間に合うとのこと。

 ロープウェイ、ゴンドラやフード付きリフトへの乗車時と食事中さえ気をつければ、流行病への感染リスクは低いはず。それでも、今のところは政府がかかげるキャンペーンからゲレンデへの集客は漏れていないだろうか。
 おしゃべりな店主とそんなことにも話が咲いた。メンテナンスの腕はいいが、店を訪れると話が止まらないのでなかなか帰れなかったのは相変わらず。
 もうそれなりの歳だろうに、元気なのは何よりなのかもしれないが。

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今日の写真のモデルはEmiさん。