淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

SCRAP & BUILD

 今朝の通勤時、毎日通り過ぎているメインストリートを走っているときだった。ある和食料理のチェーン店が取り壊されていた。敷地内には重機が止まったままだった。

 東証一部に上場されている飲食店グループだったので、その光景をどこかで自分は疑っていたかもしれない。
 立地は車だと名古屋インターから数分の表通り。流行病の影響はもちろんあっただろう。

 新型コロナウイルスの国内での新規感染者数は一昨日から今日まで連続で更新中。
 原因のひとつは政府の政策にあるだろう。この政策は今の状況を招いているだけでなく、公平さに著しく欠いていると自分は思う。

 ある程度は接客、飲食やサービス業などへの政治的な配慮は必要だとは思うが、政府が推し進めようとしている現在の方策はどうなのだろう? もっと違う方法、手段があったように思えてならない。

 今夕、中学校時代からの友人とこぢんまりとした焼肉店で食事をした。
 その友人と自分の同級生が数年前まで大将を務めていた。父親からバトンタッチされたが数年前に急死した。
 今は友人の弟がその代わりをしていて、今夜も母親と2人でカウンターに立っていた。

 流行病のせいで路頭に迷う人、迷う人が出てくる状況はいたたまれない。
 だが、現況の飲食業全てをフォローするのは自分の経験上、疑問だ。

 自分の社会人経験は二十歳になるかならないかくらいからのフリーターから。バーガーショップや宅配ビザのデリバリーから、数年前までは副業ながらラーメン屋での調理補助や接客までのキャリアを含めると十年以上。
 そんな自分の経験を踏まえて考えると今のようなあり方であれば、それほど長くない先にやがては行き詰まったはず。労働者の好意や妥協にあまりにも甘えてきたからだ。

 本業だけで履歴書に書ききれないほどの職場に従事してきた自分の経験上、飲食業ほど対価に見合わない仕事はないだろう。
 ある職場では無料で食事が提供されるので学生にはありがたいはずと、社員が口にしていたが時代錯誤も甚だしい気がした。

 新型コロナウイルスの影響で淘汰される法人や組織が出てくるのはある意味では当然だ。
 そんな状況だからこそ、より多くの人たちがいろいろなものを享受できることに政策や公的な支援を向けるべきだと自分は考える。
 時代の風に吹かれることは、どんなものにでも必要なはずだ。その風は場所によって強弱はあるだろうが。

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今日の写真のモデルはゆうなさん。