淡白マスヲのたんぱく宣言 

アラフィフのオッサンの雑記。夜遊び、芸能ネタ、日常的なことから社会的なことまでを、広く浅く、そして薄い視点で書くので気楽に読んでください。

雪が降った日に

 天気予報によっては雪マークが見られた今日。名古屋で初雪が観測されたが、積もることはなかった。
 それでも、今朝の通勤路はいつもと少し違っていた。
 猿投グリーンロードに差し掛かると、普段は走っていないような車が多くて嫌な予感がした。八草インターから下道を選択したのだが、その結果は裏目に出てしまった。
 国道155号線を南下すると渋滞に巻き込まれてしまい、ジエンド。
 オフィスに入るなり、後ろの席のリーダーに頭を下げる羽目になってしまった。
 リーダーには学校の先生のようなことを言われる始末。遅れる時には事前に連絡するように、と。

 だが、後で確認するとギリギリ遅刻ではなかった。自分がオフィスビルの入り口を通った時間を証明する打刻時刻は8:00だったから。

 午前中、さらに別の要件で自分と横に座っているエンジニアはリーダーから指摘を受けた。
 あくまでお願いという形ではあったが。その指摘は有給休暇の申請についての理由だ。
 今の現場では有給休暇を取得する場合は客先にもWEBシステムで申告することがルール。申告フォームには休暇を取るための理由を入力する欄がある。

 私用のため、とその欄に書いた自分。自分と同じタイミングで指摘を受けたエンジニアは次のように書いて欄を埋めたらしい。家事都合のため、と。
 リーダーによると、有給休暇を取得する理由は右記のように書くのが会社の慣習らしい。リフレッシュのため、と。

 そんなつまらないことにこだわるような人物がオエライさんになっている会社だが、資本金は10億円で従業員は1,800人を超えている。
 自分は勘違いしていたが、上場はしていなかった。
 自動車製造業界ではそれなりに名が通ったサプライヤーなのにも関わらず、同族企業で透明性にはかける組織なのを裏付けるようなエピソードを体験できた気もする。

 自分が所属する会社だけでなく現場先の会社にまで、有給休暇の取得理由を伝えなければならないのかが、後になって気になりはじめた。
 加齢によって、鈍感力が備わりつつあるのだろうか。

 今週はまだまだ寒さが続くらしく、明日は積雪の予報。
 荒天でも交通状況が悪くても時間通りの通勤が義務付けられているのも、時代から取り残されている組織のような気がする。

 数年前までは嵐が来ようとも、普段通りに出勤をさせた会社が多数だったが、少なくはないだろう犠牲によってそんな方針を変えた組織が増えてきた。

 今回の流行病についても、会社や法人が何かを学ぶにはどれくらいの犠牲が必用なのだろう?
 組織を牛耳る人にとっては、人々の安全や健康よりもお金の方が重いのだろう、きっと。

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今日の写真のモデルはarinaさん。