寝坊したつもりはなかったのだが、予定よりも営業所にも最初の販売エリアのスタート地点への到着時間は予定よりも10分以上も遅れてしまった。
その理由のひとつは車の通行量の多さ。人の動きが減るのではと期待して予定を立ててしまったから。
通勤も含めると150㎞以上も愛知県と岐阜県を走り回った今日。先週と比べても道を走っている車が減っている感覚はなかった。
週一回、土曜日だけ従事している灯油の巡回販売。
昨年の経験が活かされていると感じることが時々あるが、所長も自分をそんな風に見ているようだ。
昨年は毎週同じローリー車だったが、今年は今日で三台目の車に乗った。
いずれの車もミッション車なので、クラッチの高さやシフトの入り方はかなり違う。今日は初めて乗った車だったので、エンストばかりしていた。
その様子を見ていた他のドライバーはどう思ったのだろう?
オートマ限定の免許しか持っていない人も増えているので、自分のクラッチ操作の拙さは意外と気がつかれていないかもしれない。
自分のまわりでもオートマ限定の免許を持っている人が二人いる。弟と母親だ。
今日乗った車は優れている面もあった。それは給油ノズル。
センサーがノズルの先端についているので、タンクやドラム缶などに給油するときには楽だし、ポリタンクなどに給油するときは定量を指定すると手を離していても自動的に停まる。
だが、せっかくの機能を自分は上手く使いこなせなかった。その機能に慣れてきたのは、最後のエリアになってから。
不器用だし、鈍くさいので仕事が終わる間際になってしまった。
今日の売上げは3,948ℓ。先週に比べると販売した量は減ったが、その代わりに営業所に帰車できたのは1時間以上も早かった。
それでも所長によると、戻ってきた順番はブービーだったらしいが。
今日、営業所に戻るためにローリー車を飛ばしていると、なんとなくあるフレーズが浮かんだ。そのフレーズとは、慣れるより慣れろ。
自分も含めた多くの人や組織が、流行病と緊急事態宣言に慣れてしまっているように見える。